水や緑に恵まれた自然環境などさまざまな魅力を有している旭区は、鎌倉時代に活躍した武将、畠山重忠公の終焉の地です。
区内には重忠公ゆかりの史跡や重忠公にちなんだ食べ物や飲み物を独自に認定した「あさひの逸品重忠ブランド」などの観光資源が多くあります。
今回は旭区のマスコットキャラクター「あさひくん」と一緒に、重忠公ゆかりの地をご紹介します。
前回の記事はこちらです。
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※過去の連載記事はこちら:横浜18区の魅力を伝え隊!
旭区役所周辺に残る史跡
重忠公は、武芸に秀でるだけでなく、その人格や容姿、音楽的才能などにも優れ、鎌倉幕府を開くときにも力を尽くしたため、源頼朝にたいへん信頼されていました。しかし、頼朝の死後、幕府の権力争いにまきこまれ、鎌倉に向かう途中、鶴ケ峰付近で北条義(よし)時(とき)の軍勢と戦い、討ち死にしました。
旭区役所の裏には、重忠公の首が祭られたと言われる「首塚」が残されています。また、かつての帷子(かたびら)川(がわ)の河原には、切られた重忠公の首を洗い清めた「首洗い井戸」があったと伝わっており、区役所敷地内に標柱が建てられています。
現在の「首塚」は西向きですが、以前は南を向いていたと言われています。
帷子川はプロムナードとして整備されたため、現在は標柱があるのみです。
あさひくん「区役所の裏側の敷地内にあるから、立ち寄った際に見てみてね」
地元の人に愛され続ける武将・畠山重忠とは?
区内には有志により建立された石碑が残されており、没後800年以上たった今も、その人柄が語り継がれています。
「重忠公遺烈碑」は旭区万騎が原に1892(明治25)年に建立されました。
「万騎が原」の地名は北条勢がこの地に数万騎の陣を構えたことに由来します。
あさひくん「この辺りに北条軍がいたんだね」
「畠山重忠公碑」は1955(昭和30)年に旭区鶴ケ峰に建立されました。
あさひくん「地元の人たちに長く愛され続けているんだね」
畠山重忠公を偲んで
鶴ケ峰にある薬王寺には重忠の霊が祭られています。毎年、命日の6月22日には慰霊祭が催され、歌や踊りが奉納されます。
敷地内には、重忠公をはじめ、一族郎党134騎を埋めたと伝えられている「六ツ塚」があります。
あさひくん「武士らしい立派な最期だったんだね」
旭区には畠山重忠公にちなんだ逸品も
旭区では旭区内で販売・提供されている食べ物、飲み物の中で、特においしいと推薦のあったものや、旭区ならではの特徴のあるものを「あさひの逸品」として認定しています。その中でも重忠公にちなんだ商品を「畠山重忠ブランド」として紹介しています。重忠公をイメージした商品や姿を模したものなどさまざまな商品がありますので、史跡巡りの休憩やお土産に、ぜひご賞味ください。
「あさひの逸品」紹介ページで掲載されているのでチェック!
また、区役所や区民利用施設で「畠山重忠ゆかりの地マップ」 を配布しています。ぜひマップを片手に旭区を巡ってみてはいかがでしょうか。
ほかにも、旭区にはたくさんの魅力が詰まっています。
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