ファーウェイ通信 第176回
購入しやすい価格を実現し、入門機として最適
カナル型なのに快適な装着感! 価格も魅力の完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE」レビュー
2022年08月19日 11時00分更新
バランスのとれた音質、クリアな通話音質を実現
価格を考えれば十分以上な内容
次に、HUAWEI FreeBuds SEのサウンド面を見ていこう。
まず、対応コーデックはSBC/AAC。高感度の複合材料振動板を採用した10mm径のダイナミックドライバーを搭載しており、広く大きな音場と繊細な音色が楽しめる。また、クリアなボーカル、高音、中音、低音のバランスがとれた音質も特長だ。
スマートフォンでも知られるファーウェイらしく、通話周りも重視されている。独自のビームフォーミング技術とAIノイズリダクション技術を組み合わせた、デュアルマイクによる通話ノイズリダクション機能を搭載。街の雑踏や騒がしい店内など、周囲に騒音がある中でもユーザーの声をきちんと拾ってくれ、通話相手にクリアでハッキリした声を届けることができる。
今回はHUAWEI FreeBuds SEを利用してオンライン会議に出たり、音楽を聴きながら仕事の作業をしたりで、昼間ずっと装着し続けてみた。まず装着感だが、通常のカナル型のような「耳に押し込む感じ」が軽減されており、確かに耳への負担は少ないように感じた。それでいて、動いたときに本体が外れてしまうこともなく、安定感は確保されている。
音質については、オンライン会議はまったく問題なかった。マイク音質について、多数いる出席者すべてに評価を聞けたわけではないが、こちらが話している内容が聞き取れないというようなコメントはまったくなかった。
作業しながら音楽を聴く場面では、より密着感のあるカナル型+ノイズキャンセリングの方が、さらに集中して楽しめるのも確か。ただ、仕事中に用いるには、周囲のノイズが入ってこないぶん、集中力が高まりすぎたり、どうしても「少々疲れる」という印象になるケースもある。その点、本機は非常にバランスの取れた音質で、特にBGMに最適と感じられた。そうした用途に向いた1台と言えるだろう。

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