機能の豊富さとメンテナンス性の高さ
Zoom Phoneの導入メリットは大きいと、ZVC Japanの佐賀社長は語る。
ZVC Japanの試算によると、Zoom Phoneの導入によって、既存の通話システムに比べて、TCOは3~4割も削減できるほか、初期導入コストも大幅な削減が可能になるという。
また、Zoom Phoneでは、通話録音やグループ着信、営業時間設定など、400以上の機能を搭載しており、今後も新機能を追加していくことになるという。
そして、Zoomの管理画面を使用して、専門知識がなくてもメンテナンスができるようになっている点も特徴だという。
「一般的なクラウドPBXサービスは長時間電話が使えなくなることもあるが、Zoom Phoneでは99.999%の可用性を目指した設計をしており、これは年間5分以内のダウンタイムとなる。だが、実際には、2021年の稼働率は100%だった」とする。
Zoom Phoneでは、実績があるZoom Meetingsのインフラを活用。データセンター内の冗長化に加えて、東京と大阪のデータセンター間での冗長性を持つこと、さらには海外のデータセンターを活用したリカバリも可能になっている。
経営者から見ると、電話は設備やコストといった印象が強いだろう。だが、Zoom Phoneは、企業が積極的にコラボレーションを行うための「武器」として活用するための機能を備えていると位置づける。こうした意識の転換が図れることも、Zoom Phoneを導入する大きなメリットのひとつといえそうだ。
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