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HUAWEI Eyewearレビュー その3

多機能メガネ「HUAWEI Eyewear」は音楽鑑賞やオンライン会議がスマートにできる

2022年07月25日 12時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII

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ヘッドセットのように目立たず
スマートにオンライン会議などに参加できる

 ファーウェイはスピーカー、マイクを内蔵したオーディオグラス「HUAWEI Eyewear」をリリースしました。ファーウェイより本製品の実機を借用し、数日間常用してみました。レビュー最終回の今回は総括をお届けいたします。

第1回:ただのメガネっ子じゃない! 音楽が聴けて喋れるメガネ「HUAWEI Eyewear」の魅力を解説
第2回:スマートメガネ「HUAWEI Eyewear」で音声アシスタントを使いこなす

ファーウェイ「HUAWEI Eyewear」直販価格3万2780円

 まず装着感についてですが、ほとんど文句ありません。これまでさまざまなウェアラブルデバイスを着用してきましたが、メガネとしての作りがよく、実測34.8gと軽いので、ずっと装着していても疲れがほとんどありません。鼻当てもレンズも交換できるので、メガネと同じ感覚で常用できるオーディオグラスに仕上がっていると思います。

鼻当てもレンズも交換可能。レンズ交換は日本全国の「OWNDAYS」店舗で受け付けています

筆者は頭囲が64cmとかなり大きいのですが、テンプルの締め付けは気にならなかったです。バネ仕掛けの強さが絶妙なのだと思います

 オーディオグラスとして最も重要なのが音質。この点もかなり高いレベルです。迫力のある低音をズンズン響かせる曲には向いていませんが、高音の抜けがよく、広がりも感じられます。個人的はYMOやELO、Daft Punkなどの音楽を心地よく聴けました。

 ただし公式のYouTubeチャンネルではボリュームが足らなく感じることがありました。「Amazon Music」や「Spotify」などの音楽専門配信サービスを利用することをオススメします。

イヤフォンやヘッドフォン専用機に比べると、HUAWEI Eyewearのセミオープンスピーカーはボリュームが小さめ。YouTubeで公開されているミュージックビデオでは音が小さく感じられることがありました

管理ユーティリティー「HUAWEI AI Life」には音質を調節するイコライザーなどの機能は用意されていません。この点はソフトウェアアップデートなどで改善してほしいところです

 「保護ケースバッグ」の作りもよいですね。薄型なのでバッグのなかで余計なスペースをとりません。ただハードケースではないので、強い力がかからないように収納場所には配慮する必要があります。

シンプルなデザインの「保護ケースバッグ」

フタは磁石仕掛けで出し入れしやすいです。単体販売してほしいぐらい気に入りました

 「メガネ」としての作りがよく、音質も音楽をちゃんと鑑賞できるレベルに達しているHUAWEI Eyewearは、安価なオーディオグラスとは一線を画したクオリティーを実現しています。オーディオグラスは価格差が非常に大きい製品ですが、しっかりとした品質の製品を探しているのならHUAWEI Eyewearは真っ先に検討すべき1台です。

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