MediaTekは、ハイエンド5Gスマートフォン向けSoC「Dimensity 9000+」を発表した。搭載製品は2022年第3四半期にリリース予定。
MediaTek最上位SoCのさらにクロック向上版
搭載スマホは2022年Q3に登場予定
Dimensity 9000+は、昨年12月に発表されたDimensity 9000のさらに上位となるSoCで、4nmプロセスで設計。Cortex-X2ベースの最速コアはDimensity 9000の最大3.05GHzを上回る、最大3.2GHzで動作し。CPU性能は5%以上向上するという。このほか、Cortex-A710ベースの3基の高性能コア、Cortex-A510ベースの4基の省電力コアの組み合わせはDimensity 9000と同等。GPUについては、Arm Mali-G710 MC10を採用しているのは同じだが、10%以上の性能向上を果たしている。
内蔵モデムやISPについてはDimensity 9000と基本的に同等で、5Gではサブ6での300MHz幅の3波キャリアアグリゲーションで最大7Gbpsの通信速度が可能。ISPではトリプルカメラで18ビットHDR動画独自録画に対応する。また、WQHD+解像度で144Hz、フルHD+解像度で180Hzのディスプレーを搭載可能。Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3といった最新技術もサポートしている。