ビジネス、ホーム、AV over IPの3領域で、日本未発売製品を含む最新製品やソリューションを展示
ネットギア、「Interop Tokyo」で数年先を見通したソリューションを紹介
2022年06月20日 07時00分更新
2022年6月15日~17日に開催された「Interop Tokyo 2022」。ネットギアジャパンの展示ブースでは「つながるのその先へ」をテーマとして、ビジネスネットワーク、ホームネットワーク、AV over IPの3つの領域で、数年先までを見通したネットワークソリューションが紹介された。
今年の「Best of Show Award(審査員特別賞)」を受賞したクアッドバンド メッシュWi-Fiシステム「Orbi WiFi 6E AXE11000」(特別展示)や「Ultra60 PoE++対応(230W)8ポート マルチギガ アンマネージスイッチ」といった最新製品群のほか、LEDディスプレイパネルを背景に設置したバーチャルステージを設置して、映像業界のパートナー製品も組み合わせたAV over IPソリューションもデモ展示した。
ビジネスネットワーク領域では、ネットワークのクラウド運用管理を可能にする「NETGEAR Insight」対応製品が中心に展示されていた。Wi-Fi 6アクセスポイントでは、AX1800の「WAX 610」、AX3600の「WAX620」に加えて、6月15日に発売されたばかりのWi-Fi 6 AX3000アクセスポイント「WAX615」、さらに日本発売前のWi-Fi 6E AXE7800アクセスポイント「WAX630E」が並ぶ。こうした高速なアクセスポイントの能力を引き出す、マルチギガ対応の小型PoE++スイッチも紹介されていた。
ホームネットワーク領域では、メッシュWi-Fiシステムの「Orbi/Orbi Pro」シリーズをアピールしていた。前述のOrbi WiFi 6Eでは、ルーターのインターネットポート(WANポート)が10G化されており、さらにルーター/サテライトのLANポートにも2.5Gマルチギガポートを1つ備える。加えて、ルーター~サテライト間を専用無線チャンネルで接続する設計によって、広いWi-Fiエリアのどこにいてもより高速な接続を可能にする。
そのほか、日本で販売中のOrbi Proシリーズ3機種(AX1800、AX5400、AX6000)も展示されていた。ネットギアでは、小規模なオフィス(SOHO)や店舗だけでなく、在宅勤務時にビジネス利用するホームネットワークにもOrbi Proの利用を提案している。
AV over IP領域では、映像/音声伝送向けにマルチキャスト設定がプリセットされている「M4250シリーズ」「M4300シリーズ」といったスイッチ製品が紹介されていた。これらのスイッチは、ProAVの現場で「つなげばすぐに使える」製品としてアピールしている。今回の展示では、パートナーの映像製品(スイッチャやエンコーダー/デコーダー)などとIP接続して、バーチャルスタジオを簡単に構成するデモが披露されていた。
なお昨年のInteropに引き続き、SDVoEアライアンスの展示がネットギアブースに併設されていた。SDVoEは、10G Ethernet(10GbE)を使って4K画質の高精細映像/音声を伝送する国際的な標準規格であり、ネットギアは同コンソーシアムの創立メンバーである。
今回のInteropでは、新たにヤマハがSDVoEアライアンスへの加盟を発表しており、SDVoEの展示ブースにはネットギア「M4300シリーズ」スイッチと並んで、ヤマハの10GbEスイッチも展示されていた。国内におけるSDVoEのさらなる浸透が期待できる。
なおInterop Tokyoは、引き続き2022年6月20日~7月1日の期間でオンライン開催となる。下記のネットギアページでもコンテンツが公開される予定だ。