現場帳票システム「i-Reporter」とIBM i(AS/400)のリアルタイム連携をローコードで実現 ~API-Bridge Solution Edition for i-Reporterを発表
株式会社オムニサイエンス
株式会社オムニサイエンス(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 星多、以下「オムニサイエンス」)は、IBM i(旧称 AS/400)と株式会社シムトップス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:水野 貴司、以下「シムトップス」)が提供する「現場帳票」ペーパーレスソリューション「i-Reporter」の連携に特化した連携ツール「API-Bridge Solution for i-Reporter」を(URL:https://www.omni-s.co.jp/api-bridge/)を2022年6月15日(水)より提供開始します。
製品提供の背景
かつてAS/400と呼ばれたIBM iは、現在も多くの基幹システムとして利用されています。多くの企業では、現場のDX推進に向けてバックエンドでIBM iに蓄積した基幹アプリケーションのロジックやデータベースを活用しながら、フロントエンドで新しいテクノロジーやソリューションの採用に向けた取り組みを進めています。
しかしながら、IBM iと新しいテクノロジーやソリューションとの連携、特にリアルタイムな連携方法は、今も多くのユーザー企業にとって課題となっています。その中でも現場DXを推進するためのフロントエンドとして浸透しているi-ReporterとIBM iのリアルタイム連携は、多くのユーザー企業にとって課題となってきました。
製品コンセプト・特徴
API-Bridge Solution Edition for i-Reporterを利用すると、i-ReporterとIBM iのリアルタイム連携が簡単に実現できます。代表的な活用法は以下の2つです。
1. i-Reporterに入力された情報をトリガーに、関連情報をIBM i から取得し、帳票に自動入力
i-Reporterの帳票を入力する際に、IDを入力すると、IDに紐づくデータをIBM iから抽出し、帳票入力を行うことが可能です。
2. i-Reporterの帳票上でのアクションをトリガーに、IBM i側プログラム(RPGやCOBOL)を実行
i-Reporterの帳票ステータスが変更なったタイミングなどで、IBM i側で稼働する生産管理システムなどのデータベースに変更をかけることが可能になります。
GUIで簡単にIBM iのRPGプログラムをAPI実行できるようになるAPI-Bridgeと、ローコードでシステム連携が可能なi-Reporterとを組み合わせ、開発工程の全体を通してコーディング・レスでシステム連携が実現できます。
i-ReporterとIBM i のリアルタイム連携イメージ
製品のご提供
ご提供価格・形態 以下Webサイトよりお問合せください
製品サイトURL:https://www.omni-s.co.jp/api-bridge/
シムトップス株式会社様からのコメント
株式会社シムトップスは、「API-Bridge Solution Edition for i-Reporter」に大きな期待をしております。
本製品のリリースにより、これまで困難とされていたレガシーな「AS400」アプリケーションが稼働する「IBM i (AS/400)」と最新のフロントエンドである「i-Reporter」間でシームレスなデータの入出力連携が可能となりました。i-Reporterは現場帳票をベースとして、現場情報入力画面の開発をノーコードで誰でも簡単に実装できるため、これまで進めることができなかった現場主導の改善活動を飛躍的に推進することができます。今後はオムニサイエンス様と協調して、AS400をお使いのお客様向けに、多彩な機能を持つ現場帳票システムによる現場DXを積極的に推進して参ります。
ConMas i-Repoterについて
i-Reporterは、現場帳票ペーパーレス化ソリューションで国内市場数量 トップシェア36.8%(※1)を獲得する製品です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の入口、簡単 IoT、帳票とAIをキーワードに現場データのデジタル化とDX推進のためのペーパーレスソリューションです。
i-Reporterは製造業、フィールドサービス、建築・建設をはじめ、2,840社、132,985超のユーザー(2022年4月末現在)にあらゆる業種、業務で利用いただいております。
【i-Reporterの特徴】
◆紙やExcelの帳票をそのままのレイアウトでタブレットに取り込み、ペーパーレス化を実現
◆現場入力データがリアルタイムでデジタル化され、データの2重入力を防ぎ情報活用、共有が迅速に
◆外付けデバイス、IoTやPLC、既存システムとのデータ連携によりトレーサビリティーの高いエビデンスが可能
◆音声入力によるハンズフリーを実現し、作業と入力を並行可能に
◆入力データをAI 連携し、分析、解析結果をエビデンス化
◆従来のオンプレミスとクラウドのどちらも利用可能
【製品サイトURL】
https://i-Reporter.jp/
※1出典:富士キメラ総研 2021年2月調査「After/Withコロナで加速するニューノーマル時代のICT変革ソリューション市場 現場帳票ペーパーレス化ソリューション 市場占有率36.8%(2019年度実績)
API-Bridgeについて
IBM iをAPIサーバーおよびAPIクライアントとして活用できるようになるツールです。Webアプリケーションやクラウドアプリケーションの連携手法として、REST-APIがデファクト化していく中で、IBM iもREST-APIによる連携を簡単に実現できるようになることで、最新のテクノロジーやソリューションを活用したDXが実現できるようになります。
多くのDXにおいては、基幹システムのデータをリアルタイムに活用できることが、業務効果を生み出す上で非常に重要です。API-BridgeはIBM i利用企業のレガシー資産を活かしたDX推進をサポートいたします。
API-Bridgeはi-Reporterはじめ、kintoneなどのSaaSアプリケーション、slackやLINEなどのメッセージング・ツールなど、API対応しているソリューションとIBM iの連携を実現するツールです。
株式会社オムニサイエンスについて
オムニサイエンスは、レガシーITと新技術の双方に精通した技術力と経験を元に、受託開発およびプロダクト開発を行い、顧客のLegacy with DXを支援いたします。
「レガシー」という言葉は、IT市場では「古い」、「時代遅れ」とネガティブな意味で使われますが、本来は「過去に作られた価値のある資産・財産」という意味があります。IBM i のお客様が作ってこられた基幹システムは、まさにそうした価値のある資産・財産です。しかし、その資産・財産だけでは今の時代にキャッチアップできないのも事実です。
最新技術と組み合わせてレガシーIT資産を有効活用していくためのテクノロジーである "レガテック"領域のサービスを今後も強化してまいります。
URL:https://www.omni-s.co.jp/
所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 17F
代表取締役社長:藤井 星多
資本金:3,000万円
事業内容:IBM i (AS/400) ソリューションの開発・保守・販売