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超薄型化のM2搭載MacBook AirにiOS 16登場! 「WWDC22」特集 第15回

【現地レポ】新MacBook Airは「2020年代的Air」だった(西田 宗千佳)

2022年06月07日 18時30分更新

文● 西田 宗千佳 編集●飯島恵里子

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MagSafe 3のケーブル(シルバー用)と、35Wのチャージャー。非常に小さくて軽い

高速充電モードが目的ならば67Wのアダプターが必要

 今回の特徴として、電源用の「MagSafe 3」が付いたことが挙げられる。USB-Cからも充電できるし、ケーブルとしては「USB PDからMagSafeに変換している」訳で、USB-Cがもう1つあった方がいい……と思う人もいそうだ。とはいえ、従来電源で使ってしまったインターフェースが「空く」ことになるわけで、拡張性の面では「若干プラス」と言える。

本体左側。MagSafe 3の他、Thunderbolt 4仕様のUSB-Cが2つある

 電源については、「1端子・30W」と「1端子・67W」のものに加え、「2端子・35W」のチャージャーが登場し、CTOではそれぞれを選べる。店頭モデルの場合は、GPUコアが8つ(すなわち下位モデル)が30Wのもので、上位モデルが35Wのものになる。35Wのチャージャーはインテリジェントに2つの端子からの電力を変更するようになっていて、同時に2つの機器をつなぐと「均等割」(17Wずつ)になり、片方を取り外すと35W出力に変わる。どちらの端子につないでも動作は同じだ。

 ただ、35Wまでのチャージャーはあくまで持ち運び重視。新機種では「50%までを30分で充電」する高速モードがあるのだが、この機能を使う場合には、67Wのアダプターが必要になる。なお、MagSafe 3ケーブルは、本体に合わせてコネクタ部とケーブルの色が微妙に違う。一方、チャージャー側のUSB-C端子は「白」に統一だ。なんとなく「白では統一性がない」ようにも思えるが、これは「チャージャーとつないだときに、チャージャーとコネクターの色が統一される」ようにしたためだという。

 

筆者紹介――西田 宗千佳

 1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。 得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、アエラ、週刊東洋経済、月刊宝島、PCfan、YOMIURI PC、AVWatch、マイコミジャーナルなどに寄稿するほか、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。近著に、「ソニーとアップル」(朝日新聞出版)、「ソニー復興の劇薬 SAPプロジェクトの苦闘」(KADOKAWA)などがある。

 

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