「G-Tune EN-A[Windows 11]」をレビュー!

フルHD最高品質&レイトレ有効は快適! 『Ghostwire: Tokyo』に最適なRTX 3060搭載ゲーミングPCはコレだ!

文●勝田有一朗 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

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さまざまな作業を快適にこなせる基礎性能

 G-Tune EN-Aに搭載されているRyzen 5 5600Xは、リリース当初からゲーミング向けとして高い評価を得ている6コア/12スレッドのCPUだ。「Zen 3 アーキテクチャー」を採用し、動作クロックはベースクロックが3.7GHz、最大ブーストクロックが4.6GHzに達する。32MBの大容量L3キャッシュもゲーミング向けとしては力強い。

 システムメモリーは32GB(16GB×2、DDR4-3200)を搭載しており、ゲーミングはもちろん、動画編集なども快適にできるだけの容量が最初から搭載されているのは嬉しいところだ。メモリー不足を感じることは当面ないと思われる。

 そしてこのシステムに加えられるGPUのGeForce RTX 3060は、フルHD環境(1920×1080ドット)をターゲットにしたNVIDIAのミドルクラスGPUだ。ビデオメモリーとして12GB GDDR6を搭載するGeForce RTX 3060は、ゲーミングでのビデオメモリー消費量が増え続けている昨今のニーズにマッチしたモデルとなっている。

 G-Tune EN-AはフルHD環境でのゲームプレイや実況配信、動画編集などもしたいミドルゲーマー向けをコンセプトとしているが、まさにそのコンセプトにピッタリなバランスのパーツ構成といえるだろう。このG-Tune EN-Aがどのようなパフォーマンスを秘めているのか、まずは基本的なベンチマークを取って検証していこう。

CPU-Z(左)とGPU-Z(右)の実行結果

 最初は、CPUのマルチスレッド性能とシングルスレッド性能を3DCGのレンダリング速度で測る定番ベンチマーク「CINEBENCH R23」から。

「CINEBENCH R23」実行結果

 結果はマルチスコアーが10848pts、シングルスコアーが1526ptsとなった。Ryzen 5 5600Xとしては妥当なスコアーが得られている。水冷CPUクーラーの冷却能力も上々で、アイドル時のCPU温度は31度、ベンチマーク完走時の最高温度は65.1度に抑えられていた(室温20度)。標準CPUクーラーのようにファンが唸るわけでもなく淡々とベンチマークを進行させていく姿は、さすが水冷CPUクーラーといったところだ。

 次に、実アプリケーションに近い負荷でPC全体の性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.1.2556)でのパフォーマンスを計測した。

「PCMark 10」実行結果

 総合スコアーは7259で、その内訳は、アプリ起動速度、ビデオ会議、ウェブブラウジングの性能を測る「Essentials」が10475。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が9682。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が10235という結果になった。

 EssentialsとDCCのスコアーが10000の大台を超え、Productivityも10000に近いスコアーを記録していることから、テレワーク作業をはじめ動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ用途でも十分快適にこなせる性能であることが確認できた。もちろん、普段使いのウェブブラウジングなどでも不満が出ることはないだろう。

 次いで3Dグラフィックス性能を測る定番ベンチマーク「3DMark」(Ver.2.22.7359)で、ゲーミングに直結する3Dグラフィックス性能を計測してみた。

 DirectX 11のテスト「Fire Strike」では、フルHD(1920×1080ドット)のFire Strikeのスコアーが20633、4K(3840×2160ドット)の「Fire Strike Ultra」が5173というスコアーに。DirectX 12のテスト「Time Spy」では、WQHD(2560×1440ドット)のTime Spyのスコアーが8482、4Kの「Time Spy Extreme」が4001という結果になった。Direct X Raytracing(DXR)のテスト「Port Royal」のスコアーは5025。

 GeForce RTX 3060はフルHD環境をターゲットとしているGPUなので、フルHDが対象のベンチマークではそこそこのスコアーを記録しているものの、4K解像度にはほぼ太刀打ちできないという想定通りの結果になった。

 ベンチマーク中のフレームレートを確認すると、Fire Strikeで約70~120fps出ていたシーンが、Fire Strike Ultraでは約10~30fpsになってしまい、やはり4Kでスムーズな描画は難しい印象だ。

 一方でWQHDのTime Spyは約40~60fpsと、もう少し頑張れば60fpsの安定した描画を実現できそうだった。実ゲームにおいては描画設定を下げたりDLSSを併用したりすることで、WQHDでも意外と快適に遊べてしまう可能性は高いと感じた。なお、レイトレーシングテストのPort Royalは約20fpsほどでスムーズな描画とはいい難く、レイトレーシング対応グラフィックスが売りのGhostwire: Tokyoをスムーズに動かせるのか、少し不安を感じた部分でもあった。

 続いて内蔵ストレージの転送速度を「CrystalDiskMark 8.0.4」で計測した。事前に「CrystalDiskInfo 8.12.7」にて内蔵ストレージのモデルを確認したところ、試用機には「ADATA XPG SX6000 Pro PCIe Gen3x4 M.2 2280 SSD 512GB」が搭載されていた。PCI Express Gen3接続で3D NANDを採用する512GBのM.2 NVMe SSDだ。

「CrystalDiskMark 8.0.4」の実行結果

 テストの結果はシーケンシャルリードが2289MB/秒、シーケンシャルライトが1685MB/秒となった。PCI Express Gen3接続のM.2 NVMe SSDとしてはライト性能が若干物足りない部分もあるが、リード性能は中段の性能を持つことがわかった。

 512GBというSSDの容量については、ゲーミング用途では少々心許ないものの、G-Tune EN-Aは2TBのHDDを標準搭載しているので、あまり遊ばなくなったゲームタイトルをHDDに退避するなどでやりくりすることは可能だろう。理想をいえば、やはり注文時のカスタマイズでSSDを増量したり、後々空いているM.2スロットへのSSD増設がオススメだ。