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Snapdragon Sound対応で、96kHz/24bit伝送にも対応

Noble Audio、初のノイズキャンセル搭載・完全ワイヤレス「FALCON ANC」

2022年04月28日 10時00分更新

文● ASCII

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 エミライは4月28日、Noble Audio初のアクティブ・ノイズ・キャンセリング(ANC)対応完全ワイヤレスイヤホン「FALCON ANC」を正式発表した。予約開始済みで、発売は5月13日を予定している。価格はオープンプライスで、店頭での販売価格は1万9800円前後になる見込み。

 イヤホンの左右どちらか/充電ケースなどを紛失した場合に特別価格で新品交換できる「FALCON ANC安心補償サービス」の対象機種となる。

 FALCON ANCは、2019年以降順にリリースしてきた「FALCON」「FALCON 2」「FALCON PRO」に続く、FALCONシリーズの最新モデル。2月にティザーサイトがオープンし発売が予告されていたので、期待していた読者も多いだろう。

 好評の音質はそのままに、あらゆる場所、あらゆるシーンで“いい音”を届けられ、ガジェットとしての使い勝手も進化させたとする。また、新開発のアプリは「音楽を思い通りにコントロールするための強力なツールとなる」という。

 ANC機能はフィードフォワード/フィードバックの両方を組み合わせたハイブリッド方式で、アプリを通じ3段階の効果が選べる。チューニングにもこだわっており、ANCのオン/オフ、ヒアスルーなど3つのモードで帯域バランスの変化が出ないよう繊細に調整を加えているそうだ。そのぶん開発に時間がかかったが、ANC搭載でも従来のFALCONシリーズと遜色なくそれを上回る高音質が得られたと自信を示す。ここはクアルコム社からの協力も得て実現した部分で、創業者でオーディオロジストのジョン・モールトン氏のこだわりが存分に発揮された形と言える。

 また、ヒアスルー音量も大中小の3段階が選べるため常時オンにしていても快適だという。

 Snapdragon Soundに対応。Bluetooth 5.2準拠でSoCはクアルコム最新世代の「QCC3056」を採用。SBCやAACに加え、aptX Adaptiveによる最大96kHz/24bitの伝送、低遅延、aptX Voiceによる高い通話品質を持つ。左右同時伝送の“TrueWireless Mirroring”に対応。内蔵アンテナ位置を細かく調整して接続安定性を高める“High Precision Connect Technology3”を採用、マルチペアリングだけでなく2台までのマルチポイント接続も可能となっている。また声を拾いやすくするためにシェルの形状を変更し、指向性マイクを下側に配置するようにした。付け心地もソフトになっているという。

 ドライバーは直径10mmのDual-Layered Titanium Driverを使用。振動板は樹脂層(PU)とチタン層の2層構造で、歴代のFALCONの6mmより大型化している。低域の力感が向上するだけでなく、歪みを抑えながら20Hz~42kHzまでの広域再生もできるワイドレンジドライバーで、深く沈み込みつつ反応のいい低域、立体感のある中域、高解像度な高域を優れたバランスで実現できたという。

 連続再生時間は約6時間(音量100%/ANCオフ/SBCの状態)。音量を60%まで下げれば約8.5時間に伸びるという。連続通話時間は約4時間。充電ケースではイヤホン本体を4回充電できる。IPX4相当の防滴性能を持つ。イヤホン本体の重量は約6.5g。充電ケースの重量は約52g。

 イヤーチップは伸縮性の高いウレタン製で高域の再現性を高めるため表面にコーティング処理を施している。2種類のイヤーフックも同梱。また、初回生産分に限り米FCC認可済みのシリコンを採用したSpinfitの「P360-F」も同梱する。

 専用アプリの「FALCON ANC」は10バンドのEQなど細かな設定項目を備えている。よく設定を変更する項目を上にしたり、1段と2段に切り替えて一覧性を変えるなどUIのカスタマイズも可能となっている。

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