平面磁界ドライバーを搭載した米Audezeブランドの開放型ヘッドホン「LCD-X 2021」がe☆イヤホン秋葉原店本館にて受注販売中。価格は貫禄の18万7000円だ。
もとは航空宇宙産業用に開発された、平面磁界型ドライバーを搭載するヘッドホンの新製品。主にレコーディングスタジオのエンジニアなどに向けたヘッドホンで、現場からのフィードバックをもとに、従来モデルから特に高域特性が改善されている。
出力を最大近くまで上げても歪みが生まれにくい構造になっていて、新モデルではドライバーのマグネット構造などが改良。空気の流れを調整して帯域バランスを整える独自技術「Fazorテクノロジー」を採用、正確な位相を実現することで、楽器やボーカルの位置を忠実に表現できるとしている。
また、質の高い低音再生を可能にするために、遮音性が向上した新設計のイヤーパッドも採用。ショップによれば「フラットに満遍なく鳴らしてくれるが、どちらかと言えばウォームな色合いのサウンド」とのこと。
主な仕様は、再生周波数帯域10Hz~50kHz、感度103dB/1mW、最大出力130dB以上、インピーダンス20Ωなど。ケーブル仕様はヘッドホン側はミニXLR 4pin、アンプ側は6.3mmプラグで、専用の高品質ケーブルが使用されている。