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NCプログラミングの完全自動化を実現

GIGABYTEのノートPCとAIソフト「ARUMCODE1」が金属加工の生産性を大きく向上させる

文●藤原達矢(アバンギャルド) 編集●ASCII

提供: GIGABYTE

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ARUMCODE1が製造業を変革する
スマートファクトリー群構想の一歩に

――ARUMCODE1の開発を通じて、今後製造業をどのように変えていきたいですか?

【村上】 今回、ARUMCODE1の動作推奨マシンを用意してみて、ソフトウェアを動作させるハードウェアの重要性を改めて実感しました。私たちも営業する際にお客様の環境を見せていただきますが、見るからに古いパソコンを使っている企業もあります。ソフトウェアの機能性が上がる中で、ハードウェアが追いついていないばかりに性能を発揮できないのは非常にもったいないと思っているので、今後は製造業界にも良いパソコンを導入しなければいけない時代だと考えています。私たちが提供する動作推奨マシンも年を追うごとに変わっていくと思いますが、GIGABYTEともマシンの開発段階から情報共有をして、工作機械に搭載するハイスペックなパソコンを一緒にプロデュースできたらうれしいです。

ARUMCODE1を始めとしたテクノロジーによるスマートファクトリー群構想を通して、製造現場の変革に貢献したいと平山氏は話す

【平山】 私たちはソフトウェアや機械の販売業をしたいのではなく、全国に無人の工場を作ってネットワークでつなぐ、工場全体のスマートファクトリー化を実現して製品化したいと考えています。

 現状、部品が必要な大手製造業は、毎年数百億円単位で調達をしています。その際、企業の調達部門が、プロジェクトごとに1億や2億単位の見積りを取って部品を発注すると、部品が届くまでのリードタイムは約3ヵ月程度かかります。それが、スマートファクトリー下では、発注ボタンを押すだけで見積もりが出て、発注する工場も自動で選定してくれるため、リードタイムが3週間くらいになると想定しています。海外の情勢変更や地震などの有事が起きたときでも、自動で発注先を切り替えてくれるので、部品不足などで製造が滞るリスクを減らすことも可能になります。

 現在は、大手製造業や通信事業者にも手を挙げていただき、経済産業省のバックアップも受けて、2022年の7月をめどに3ヵ年の実証実験を予定しています。そのスマートファクトリー群構想に必要な装置の一つがARUMCODE1という位置付けです。

導入企業紹介「アルム株式会社」

石川県金沢市で2006年創業。「お客様の片腕(ARUM)として一生懸命に働こう」を合言葉に、自動車や半導体関連の自動化設備やODM開発のソフトウェア開発に取り組んでいる。2021年には、NCプログラミングを完全自動化する世界初の製造AI「ARUMCODE1」をリリース。これまで金属加工業界で使われてきた従来のソフトウェアと比較して約50%のコスト削減に成功している。

(提供:GIGABYTE)

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