米Appleは3月22日、アリゾナ州がiPhoneとApple Watchの機能「Apple Wallet」が運転免許証や身分証(州ID)に対応したと発表した。
Walletのメニューから「運転免許証または州ID」を選んで運転免許証や州IDの表裏面を撮影、さらに自撮りした顔(正面だけでなく頭を動かした一連の撮影を行なう)を登録する。
身分証を登録すれば、iPhoneまたはApple Watchが運転免許証や州IDとなり、TSAセキュリティーチェックポイントをスムーズに通過できるようになる。また、Apple WatchではTSAからの情報が表示され、FaceIDまたはTouchIDに同意することでiPhoneを取り出さなくても本人認証を行なうという。
Walletの運転免許証と州IDはiOS 15.4/iPhone8以降およびwatchOS 8.4/Apple Watch Series4以降で利用可能。フェニックススカイハーバー国際空港の一部のTSAチェックポイントで利用できる。また、アリゾナ州に続いてコロラド州、ハワイ州、ミシシッピー州、オハイオ州、プエルトリコなどで導入が予定されているという。