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最高峰性能の小型マシン「Mac Studio」に新iPhone SE/iPad Air登場! 2022年春のApple Event 第25回

新iPhone SEと新iPad Airを「お得さ」から考える【西田 宗千佳】

2022年03月16日 22時00分更新

文● 西田 宗千佳 編集●飯島 恵里子/ASCII

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3月18日から発売するiPhone SE(第3世代)

 アップル・春の新製品群のうち、「iPhone SE(第3世代)」と「iPad Air(第5世代)」のレビューをお届けする。どちらもデザインを変えずに性能をアップさせたわけだが、その狙いどころを確認してみよう。

長く売るために性能アップした「iPhone SE」

 まずはiPhone SEから行こう。iPhone SEは2020年発売の「第2世代」から、「iPhone 8」をベースとしたデザインに変わっている。今回もそこは変わっていない。だから、ボディサイズ・画面サイズともに変化はない。

iPhone SE(第3世代)はデザインは過去と共通ながら、カラーリングは若干変わった。写真は「ミッドナイト」モデル

 ただ、色合いは微妙に変わっている。例えば今回試用したのは「ミッドナイト」だが、第2世代で同じ系統の色は「ブラック」。第3世代は濃紺と黒の間、という感じだ。

新カラーバリエーションの「iPhone 13」シリーズと並べて。流石に画面は狭い

サイドから。この辺の仕上げは決して「低価格モデル」という感じではない

 iPhone SEの本質は「デザインを変えずに、中身を最新のものに変えていること」だ。iPhone SEは比較的安価なモデルであり、最終的に店頭でもキャンペーン的に安くなることが多いものの、発売段階からの低価格モデル、というわけではない。今回の販売価格(税込で5万7800円)も、決して「低価格」ではない。一方で、iPhoneの中でも長く売られるモデルに属する。だからこそ製品ライフサイクルの末期でも極端に見劣りしない性能が求められる。

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