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第3世代iPhone SE登場！ 今買うべき5Gスマホはどっち？ iPhone 13 miniと比較レビュー

iOS 15.4からFace ID搭載のiPhoneもマスクを着けたまま画面ロック解除などができるようになる。ホームボタンに内蔵するTouch IDによる指紋認証と操作のレスポンス感も大きく変わらない

バッテリーの持ちが良くなった。あとはデザインの好み

　新しいiPhone SEは5G対応としながら、内蔵バッテリーによる連続駆動時間を第2世代のiPhone SEよりも長く延ばしている。筆者は新しいiPhone SEを数日ほど試用しているが、夜中のうちにバッテリーを満充電にしておけば、翌日はWeb検索に通話、動画や音楽のストリーミング再生を、取材も兼ねていつもより少し多めに楽しんでみても終日バッテリーが持ちこたえた。22時ぐらいに20〜30％の残量を迎えるペースだ。ただしバッテリー性能についてはスペックにある記載の通り、実機を使うとやはりiPhone 13 miniの方が少し長持ちする。

　デザインの好みは個人により分かれるところだが、iPhone SEのカラーバリエーション3色はすべてiPhone 13 miniにも揃っているので、好きな色の端末を選べる楽しさはiPhone 13 miniに軍配が上がる。iOS 15.4から、iPhone 13 miniもマスクを着けたままFace IDによる画面ロックの解除ができるようになる。ホームボタンによる操作感に特別なこだわりがなければ、今はFace ID搭載のiPhoneを選んでも不便はないように思う。

　iPhone SEが「5G入門スマホ」として、iPhone 13 miniよりも圧倒的に優位と言えるポイントはやはり安価に買えることだろう。iPhone SEを扱う通信キャリアが発表した販売価格の中には、様々な割引プランを活用すると端末を安く買える場合もある。

　もしApple Watchをまだ持っていない方であれば、iPhone 13 miniよりも安価なiPhone SEを選び、浮いた予算を「Apple Watch SE」の購入に当てて、自身の健康管理・増進にいっそう力を注ぐという手もまたアリだと思う。

5Gスマホはより安価なiPhone SEを選び、浮いた差額でApple Watch SE（写真手前側）を買ってボディメンテナンスに励むという選択もまた良いと思う

 

筆者紹介――山本 敦
　オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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