皆さん、こんにちは!
毎週木曜日にお届けする「学生たちの日常」では、工学院大学に通う学生たちがそれぞれの西新宿での日常をお伝えします。今週はわたくし「よっぴー(3年生建築学部建築デザイン学科)」の日常をお届けします!
前回の記事はこちらです。
【連載/~空き活‼(工学院学生の空きコマ活動)~vol.3】 西新宿で冬の訪れを探してみた!
過去の連載記事はこちら!:学生たちの日常
皆さんは普段どのくらいの頻度で原点に振り返っていますか?
毎日忙しくしていると、つい初心って忘れがちですよね。
前回ののんびり備忘録2では授業での出来事を振り返ってみたのですが、今回も少し昔を振り返ってみようと思います。
最近私は就職活動で忙しく、なかなか西新宿に足を運べていません。
友達にも会いたいしキャンパス行きたいな〜、西新宿でお茶したいな〜と思いつつ写真フォルダを見返していると、冒頭の写真を見つけました。
ここがどこだか皆さんわかりますか?
場所は十二社商店親睦会のある西新宿4丁目です。
昔十二社池があった部分が窪地のまま残り、下り坂と上り坂が一直線に。そして目線を上に上げると都庁が真っ直ぐ見えます。
この場所は、私が大学2年生の時に先輩に教えてもらい知りました。
当時は、現在も所属している「まち開発プロジェクト -Smart Tech-」という学生団体に所属したばかりで、団体として扱っていく西新宿のことを全く知らなかったので話についていくのが精一杯でした。
そんな時、先輩がまち歩きに連れ出してくださり「ここすごいでしょ!」と見せてくれたのです。
短い距離の中に下り坂と上り坂があり、1丁目、2丁目とは打って変わり親しみやすさのある閑静な住宅街。都会感を感じさせないのに、都庁が大きく見える場所。
久しぶりにこの写真を見て、正反対のものが混在しているこの場所に魅力を感じたあの瞬間を思い出しました。
私が西新宿を好きになった最初のきっかけは、そういえばこの坂の風景だったなと。
特別な何かがあるわけではないですが、西新宿にいる人や建物、地形、歴史、様々なものをここでは感じることができ、「おもしろい!もっとこのまちの魅力を知っていきたい!」と漠然とでしたがそう思っていた気がします。
その団体に入りもう2年が経とうとしていて、活動していく中で色々なまちの魅力に気づくことができました。見つけた魅力を発信して共有するためにはどうしたらいいか、とメンバーたちと悩み有意義な時間を過ごせた反面、思い返してみると課題を難しく捉えすぎて、いつの間にか目の前のことにのみ視点を奪われていたような気もします。
私は春から4年生になるため、幸いにも団体での活動はあと1年残っています。
先輩がこの風景を見せてくれた時に感じた、純粋な気持ちを忘れずにこれからも励んでいきたいなと思います。
皆さんも毎日忙しいとは思いますが、ぜひ過去の写真を見返して想いを馳せてみてください。
忘れかけていた何かを思い出した瞬間、きっと新鮮な気持ちになることでしょう。
お時間のある時にぜひ。