カシオ計算機は3月9日、タイでの教育事業において、グループ会社のカシオマーケティングタイが教育省基礎教育局(OBEC)・科学技術教育振興研究所(IPST)と関数電卓活用に向けた協業を行なうことで合意し、2月25日に覚書を締結したと発表した。
同社は教育現場での関数電卓の普及を図る「GAKUHAN」活動をグローバルで展開している。
その中でもタイにおける取り組みは、文部科学省「日本型教育の海外展開」応援プロジェクトに採択されており、都市部と地方の教育格差解消を目指し、後期中等教育の生徒が関数電卓を用いながら主体的に学べる探究型授業の開発を、現地の教育関係者と共に進めているという。
本プロジェクトに関連し、同社の現地法人とOBEC・IPSTで協業を行ない、三者間での協議の場としてプラットフォームを構築。
このプラットフォームでは、関数電卓を活用した探究型数学教育の検証・分析や、事業効果の拡大についての協議を実施していくとしている。