E Inkタブレット「HUAWEI MatePad Paper」
タブレットでは「HUAWEI MatePad Paper」、最新の「HUAWEI MatePad」の2機種を披露した。
HUAWEI MatePad Paperは、10.3型のE Ink画面を搭載したタブレット。OSはHarmonyOS 2。
反射型ディスプレーとアンチグレア処理により、日差しが強い環境でも鮮明に表示でき、「本物の紙を見ているよう」だという。夜間の表示でも、32段階のリーディングライトを備えるという。画面専有率は86.3%を実現、文字を表示する際にははっきりと、画像表示はきめ細やかに、動画はより滑らかに表示できるというスマートリフレッシュ技術を搭載した。
HUAWEI Booksには、20以上の言語に対応した100万冊以上の電子書籍があり、170以上の国・地域で利用できるという。
電子書籍リーダーとしての機能以外に、メモなどの仕事での用途を想定した機能も充実させた。第2世代のファーウェイ M-Pencilをサポートし、26ミリ秒の遅延、4096段階の筆圧感知を実現するという。画面分割機能により、同一画面で資料を表示しながらメモをとることができる。手書きメモのテキスト化、音声録音しながらのメモ作成などの機能も備える。
無線はWiFi 6+をサポート、バッテリー持続時間はスタンバイモードで4週間。
HUAWEI MatePad Paperは、黒、カーキ、青の3色展開。価格はM Pencilとフォリオカバーがついて490ユーロ(約6万1000円)。
タブレットでは最新の「HUAWEI MatePad」も発表した。10.4型の2K対応ディスプレーを搭載。ナチュラルトーン表示のサポートなど、画面の鮮やかさを特徴とし、マルチウィンドウ機能により最大4種のアプリを同時に利用できる。
第2世代のHUAWEI M-Pencil、Super Deviceなどもサポート。価格は279~379ユーロ(約3万5000~4万7000円)。「コストパフォーマンスに優れたタブレット」と位置付けた。
「HUAWEI PixLab X1」は同社初のプリンターだ。スキャンやコピーもできるレーザー複合機で、タブレットとスマートフォンとのPop-up Pairing、スマートフォンをタップしてプリントするTap-to-Printなど、ファーウェイデバイスから容易にプリントできる。
ドラムとトナーカートリッジが分離しており、交換が容易。1台のドラムで最大1万5000枚印刷できる。毎分28枚の高速印刷も特徴で、自動両面印刷、AIカードコピーもサポートした。価格は(約4万円)。「ゲームチェンジャーとなる製品」とユー氏は胸を張った。
スピーカーでは、「HUAWEI Sound Joy」を発表した。Devialetとの共同エンジニアとなり、Devialet 2ウェイスピーカーシステムを内蔵した20Wフルレンジスピーカー。筒型のフォームファクタをもち、IP67防塵防水。振るだけで容易にペアリングできる。バッテリー容量は8800mAh、1度の充電での連続再生時間は26時間。価格は149ユーロ(約1万8000円)。
これらの新製品により「自由な作業環境と創作の喜びを届ける」とユー氏。そして「ファーウェイにとって厳しい時期だが、私たちは決して諦めることはない」と述べ、「力強い支援に感謝している」との言葉で結んだ。
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