「カルボナーラハンバーグライスセット」
松屋
690円
2月22日発売
https://www.matsuyafoods.co.jp/matsuya/news_lp/220222.html
“カルボバーグ”という通称だそうです
いきなりなんですけど、新作ゲームの「ELDEN RING(エルデンリング)」、やりたいんですよね……。ただ、筆者はPS5を所持していなくて、家にあるテレビも、アスキー編集部員の所有物とは思えないほど画面が小さいので、真価を発揮できるかどうか……。
せめて心だけはファンタジーの世界に飛びたいものです。「フロムのファンタジー世界はもっと殺伐としているだろ!」と言われそうですが、つらい現実を忘れたいときもある。おや……松屋の方から、クリームの香りが……匂い立つなあ……。
松屋は2月22日10時より、「カルボナーラハンバーグ」を発売しています。
カルボナーラとハンバーグのコラボレーション。カルボナーラソースは北海道産のミルクを使用。ジューシーに焼き上げたハンバーグに、クリームのコクと旨味たっぷりのまろやかなカルボソース、しっとりなめらかなくちどけのグラナ・パダーノチーズをあわせています。
ちなみに公式の商品説明では「生クリームは使用しておりません。クリームはクリーミーであることを表現しております」とあり、確かに生クリーム使用とは書いていませんが、ちょっとまぎらわしいかなあ……と思わなくもありません。まあ、本場ローマのカルボナーラは生クリームを使わないそうですが。
ライス、みそ汁がついた「カルボナーラハンバーグライスセット」(690円)と、さらに生野菜もプラスした「カルボナーラハンバーグ定食」(750円)を用意。単品の「カルボナーラハンバーグ」(550円)も販売されるほか、持ち帰りも可能です。
・カルボナーラハンバーグライスセット(ライス・みそ汁付):690円
・カルボナーラハンバーグ定食(生野菜・ライス・みそ汁付):750円
・カルボナーラハンバーグ単品 :550円
※同額でテイクアウト可能(みそ汁は付かない、別途60円で購入可能)
なお、新発売を記念し、3月8日10時までカルボナーラハンバーグ定食、またはライスセットはライス大盛無料サービスの対象です。
クリーミーだけれども、味はボケていない
このカルボナーラハンバーグ、店内放送でも「罪深い」というフレーズが出ていますが、そこまで罪深いかなあ? と素朴に思いました。ハンバーグにクリーム系のソースを合わせることは、それほどめずらしくもないし……。
公式には「洋食の人気者同士がコラボした“悪魔のハンバーグ”」とありますが、いくらなんでも、ハンバーグとクリーミーなソースを合わせただけで“悪魔”は言いすぎじゃないでしょうか。このところ、飲食や食品では「罪深い」「悪魔的」というフレーズが多用されているものの、若干、食傷気味なような気もしますが……。
ともかく、このソースですが、クリーミーでありながら、味がボケていないというのかな。パスタソースとしてのカルボナーラに近いといえば近い。ベーコンも入っているので(イタリアではグアンチャーレかパンチェッタを使うそうですが)、そういう意味でも味のパンチに欠けていないですね。
そういう意味では、味に締まりがある。クリームのコクというよりは、チーズの塩気のほうに惹かれるというか、バランスがいいな……と思いました。そこはしっかりしています。シチューっぽくなくて、ちゃんと“ソース”。白米に合うようになっている。
松屋の限定メニューの味付けは、おそらく白米と合わせることを考慮してか、味が濃くなることが多い。このハンバーグもその例に漏れないのですが、クリーミーなソースを使うことで、逆に「味の濃さ」と「クリーミーさ」の間でバランスが取れている感じがします。
ところで「カルボナーラ」という名称の由来にはさまざまな説があり、その中の一つにコショウの色から「炭」が連想されたという説があります(イタリア語で炭焼き職人は「carbonai」)。実際、イタリアではカルボナーラに黒コショウを入れます。
そういう点では、黒コショウのように全体をピリッと引き締まる香辛料がもっとあれば、また違ったかな〜とも思いましたが、それは好みの範疇でしょうか。
入っている半熟玉子を溶かす(崩す)とまろやかになり、より濃厚な味わいとなります。玉子を入れると味がボケるかな〜と思ったのですが、たぶん味がしっかりしていることで芯がぶれないのでしょうね。これが生卵だと白身が全体に溶け出してしまうのですが、半熟玉子にすることでソースの中に過度に混ざっていかないので、バランスを崩さないと。
松屋のいつものハンバーグといえばそうなのですが、「味付けが濃い目になる傾向」と、「クリーミーな味付け」で、テイストがボケずに仕上がっているという、なかなかの佳作になっていると思います。罪深いというほどのインパクトはないけど、まとまりはある。
とにかく、ぼんやりした味わいになっていないのは評価したいところ。クリーミーなだけではおかずとしては物足りないなあ、という不安は杞憂です。ピリッと引き締まるワンポイントがあればさらに上を行ったかなあ……とは思うものの、松屋の限定メニューとしては完成度が高い部類ではないでしょうか。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。一人めし連載「モーダル小嶋のTOKYO男子めし」もよろしくお願い申し上げます。
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