このページの本文へ

最強タブレットPCにゲーミングノートも登場だ

ASUSが12世代Coreと新RTXを搭載した「ROGシリーズ」3機種を発売開始!

2022年02月17日 11時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ASUSは2月17日に、ROGブランドの新製品3機種を発表した。ROGは「Republic Of Gamers」の略で、ゲーミングノートPCはもちろん、マザーボード、モニター、スマホと各ジャンルで製品を展開しており、国内シェア1位を誇る。ゲーミングシリーズとしては、コンパクトがROG FLOW、最強モデルがROG STRIX、メインモデルがROG ZEPHYRUS、普及モデルはASUS TUFシリーズとなる。

 今回発売となるのは、年初のCES 2022にてワールドプレミアとして発表されたモデルの一部で、最新の12世代Coreシリーズに最新GPUを組み合わせた、2022年の最強ゲーミングノートの雛形ともいえるマシンだ。

 ROG独自のMUXスイッチを全モデルに内蔵し、GPUとディスプレーを直結することで、15%のパフォーマンス向上を実現しているほか、新型ファン、液体金属グリスによって最大10℃の冷却効果向上も果たしている。

i9-12900HとRTX 3050Ti内蔵の最強タブレットPC
「ROG Flow Z13」(GZ301ZE/ZC/ZA)

 Z13は、軽量ノートと外部GPUユニットの構成で2021年に登場したFlow X13の進化モデルで、今度はクラムシェルではなく、タブレット型となったうえ、HプロセッサーにGTXも内蔵しているのが最大の特徴である。

 CPUはCore i9-12900H / i7-12700H / i5-12500Hで、GPUはGeForce RTX 3050または3050Ti、もしくはCPU内蔵のみから選択できる。冷却にはヒートパイプではなく、ベイパーチャンバーを搭載、2つのファンで効率的に冷却する。

 ディスプレー部は13インチ、16対10比率で、4K(WQUXGA=3840×2400ドット)60Hzの85%DCI-P3と、FHD(WUXGA=1920×1200ドット)120Hzの100%sRGBの2種類がある。ともに最大輝度は500nitで、コントラスト比は1000対1、PantoneとDolby Vision認証済みだ。

 メインメモリーはLPDDR5-5200MHzで最高16GB、SSDはPCIe Gen4で512GBまたは1TBを搭載可能。無線機能はWi-Fi 6EとBloetooth 5.1。

 インターフェースはUSB 3.2 Gen2 Type-C(DisplayPort 1.4、Power Delivery内蔵)の「XG Mobile interface」と、Thunderbolt4、USB 2.0のType-A、オーディオコンボジャック、マイクロSDカードを内蔵する。「XG Mobile interface」には、RTX 3080などを搭載したXG Mobileを接続することが可能だ。

 ボディ背面には800万画素のアウトカメラ、中身が見える窓もあり、イルミネーションで目立つこともできる。電源ボタンはボディサイドのスリム型ながら、指紋認証が可能だ。

 キーボードは着脱可能なスクリーンカバー型ながら、ストロークは1.5mmを確保し、バックライトも色が変更できる。重量は340グラム。

 バッテリーは56Wh内蔵で、サイズは302×204×14.5mm、重量は1.18kg。価格は19万9800円から26万9800円で、2月17日以降発売の予定である。

 正式発表ではないが、従来モデルの「Flow X13」も、CPUに「Ryzen 9 6000」シリーズを採用したアップグレードモデルが、また、GPU拡張ボックスの「XG Mobile」には新たにAMDの「Radeon RX 6850M XT」を搭載するモデルも登場の予定だ。

第12世代コアでパワーアップ
「ROG Zephyrus M16」(GU603ZW/ZM)

 16対10比率の16インチディスプレーを4.6mmの超狭額縁で搭載、画面占有率94%を実現したモデル。天板はアルミでキーボード面はマグネシウムアルミニウム、底面はプラスチックを使い分けて軽量化も実現している。

 CPUはCore i9-12900Hを搭載、GPUはRTX 3070Tiまたは3060で、メインメモリーは16または32GB、SSDは512GB / 1/2TB内蔵可能だ。

 インターフェースはThunderbolt 4、USB 3.2 Gen2のType-C、USB 3.2 Gen2のType-A×2、HDMI、マイクロSDカード、有線LAN、オーディオコンボジャックを搭載する。

 ディスプレーはROG NEBULA DISPLAYで、100%DCI-P3で輝度500nitを誇る。WUXGA(1920×1200ドット)とWQXGA(2560×1600ドット)があり、ともに165Hzである。

 キーボード部はテンキーレスだが、独立した凸型配置のカーソルキーに、4つのホットキーも搭載。

 バッテリーは90Wh内蔵で、サイズは幅355mm×奥行き243.5mm×高さ19.9~22.3mmで重量は2.05キロ。価格は上位モデルが34万9800円で2月17日発売、下位モデルは26万9800円で4月以降発売予定。

 ZEPHYRUSシリーズでは2画面のDUO 16、コンパクトのG14、G15も近日発表予定だ。

半透明なキカイダーデザインに360Hz液晶も
「ROG Strix SCAR 15/17
(G533ZX/G733ZX)

 Strix SCARはキーボード面に透明素材を採用し、基板が透けて見えるデザインとなった。CPUはCore i9-12900HにGPUはRTX 3080 Tiと最高峰を搭載。メインメモリーは32GB、SSDは1TBを内蔵する。

 ディスプレーは17.3インチがFHDで世界最高速の360Hzで応答速度は3ms、15.6インチは300Hzだ。インターフェースはThunderbolt 4、USB 3.2 Gen2のType-C、USB 3.2 Gen1のType-A×2、HDMI、有線LAN、オーディオコンボジャックを搭載する。

 バッテリーは90Wh内蔵でACアダプターは280W出力だが、Type-Cで100Wの給電が可能だ。

 サイズは15が幅354.9mm×奥行き259.9mm×高さ22.69~27.2mmで2.4kg、17が幅395mm×奥行き282.1mm×高さ23.4~28.3mmで2.9kg。価格は15が38万9800円で、17が39万9800円で、ともに2月21日発売予定となっている。

 StrixではG15/G17も近日発表予定のほか、ASUS TUF Dash F15や、TUF Gaming F15/F17も新チップ搭載で近日発表予定だ。

 

■関連サイト

カテゴリートップへ