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GeForce RTX 3060を採用した試用機材で検証

第12世代Core搭載ミニタワーPC「Radiant VX3100B660/D4」の性能を定番ベンチでチェック!

2022年01月31日 14時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ

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ゲーミング性能はどれぐらい?
「3DMark」と「FF XVベンチ」で検証

 3DMarkのうち、Time Spyの結果は先に出してしまったが、それ以外の結果もグラフにまとめておいたので、手持ちのPCなどとの比較に役立ててほしい。

DirectX 12ベースの「Time Spy」、DirectX 11ベースの「Fire Strike」、そしてレイトレーシングテストとなる「Port Royal」の結果

 ちなみに、解像度はデフォルトでFire StrikeがフルHD(1920×1080ドット)、Fire Strike ExtremeとTime Spy、Port RoyalがWQHD(2560×1440ドット)、Fire Strike UltraとTime Spy Extremeが4K(3840×2160ドット)だ。

 DirectX 12を使った「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FF XVベンチ)でも試してみよう。画質はプリセットの「高品質」、画面モードは「フルスクリーン」、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3パターンで計測した。

フルHD時のスコアーは8892。評価は「快適」となっており、不満なく楽しめるレベルと言える結果だ

WQHD時のスコアーは6543。評価は「快適」のままだが、スコアーはだいぶ下がっている。そのため、シーンによっては少し重たく感じる部分も出てきそうだ。ただし、ゲームプレイそのものに支障はない

4K時のスコアーは3851。評価は「普通」にまで下がったので、多少カクつくかもしれない。画質か解像度を落としたほうが快適に遊べるだろう

 結果は見ての通りで、どれも評価は「普通」以上だったがさすがに4Kは荷が重いかもしれない。高品質設定の場合、解像度はWQHDまで落としたほうがストレスなく遊べるのは間違いない。

 ちなみに、FF XVベンチはCPU性能の影響が比較的出やすいと言われているが、Core i7-11700とGeForce RTX 3060を搭載したPCの過去データを見たところ、高品質・WQHD時のスコアーは6592だった。それに対して、Radiant VX3100B660/D4は6543スコアーとほぼ同等だ。やはり、Core i5-12400のゲーミング性能は1世代前のCore i7相当だと言っても過言ではなさそうだ。

グラボ次第で優秀なゲーミングPCにもなる
最新CPU搭載PCを自分好みにカスタマイズ

 Radiant VX3100B660/D4の標準構成はビデオカードがなく、CPU内蔵グラフィック機能を使う仕様だ。自作PCの経験があるなら標準構成のまま購入し、必要になってから自分でグラボを増設して強化する、というカスタム前提のベース機として扱うのもアリだろう。もちろん、今回の試用機のように最初からビデオカードやメモリー、ストレージをカスタマイズして購入する手段もオススメだ。特にビデオカードは高騰傾向にあり、入手性も良いとは言えない。お店や価格をあれこれ調べて自分で購入するよりも、カスタマイズメニューで追加するほうがラクかもしれない。

 構成を自由に選べるうえ、後から自分で強化もできるという点がBTOパソコンの最大の魅力だろう。そして、Radiant VX3100B660/D4はミニタワーモデルということもあり、タワー型PCとしては省スペースな部類だ。タワー型の圧迫感はちょっと……という人でも、きっと満足できるモデルになるだろう。

Radiant VX3100B660/D4のPCケースはFractal Design製の「CORE 1550S Black」を採用している。ミニタワーで省スペースなだけではなく、サイドパネルのとめネジは脱落防止仕様になってるなど、細かいところで気が利いている

光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブ)を標準で備えている点もRadiant VX3100B660/D4の特徴。特にいらない場合はカスタマイズメニューで「なし」を選べば、2050円安くなる(2022年1月28日時点の価格)。逆に、BD対応ドライブに変更できる点も本機ならではの魅力と言える

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