デスクトップPC並みの処理性能に驚き!
第11世代Core搭載で性能が大幅アップ! 新生クリエイターノート「DAIV 5N」のスゴさに迫る
第11世代Coreプロセッサーの実力をチェック
クリエイティブだけでなくゲームなどの用途でも活躍
続いては、一番の目玉ともいえるCore i7-11800Hの実力を確認したい。そこで各種ベンチマークテストを行なった。構成の再確認をしておくと、CPUはCore i7-11800H、GPUはGeForce RTX 3060 Laptop GPU、メモリーは16GB、ストレージは512GBのM.2 SSD(NVMe)だ。
本機に搭載されているCore i7-11800Hは最上位クラスのCPUだ。8コア/16スレッドで動作し、ベースクロックは2.30GHz、ターボブースト時には最大で4.60GHzまで上昇する。第11世代のCPUは10nm SuperFin プロセスを採用しており、第10世代までのCPUとは大きく進化している。
GPUはノート用のRTX30シリーズの中ではミドルレンジに位置するが、DAIVはゲームメインのPCではないので十分な戦力となるだろう。専用のビデオメモリーを6GB載せているので、動画編集や3Dのモデリングなどではかなり役に立つ。
標準で搭載されている16GBメモリーも十分なパフォーマンスを発揮できる。もし静止画編集でレイヤーを多く重ねる、4000万画素オーバークラスのデジタルカメラ画像の書き出しを大量に行なう、動画編集で凝った編集やエフェクトを多用するのであれば、メインメモリーは増やしたほうがより快適になるだろう。BTOメニューでメモリーを増やすことをオススメする。
まずは、定番のベンチマークテストでCPUの性能をマルチスレッド動作とシングルスレッド動作で計測できる「CINEBENCH R23」から。連続10分の動作で測定した結果は、マルチで「10680」、シングルで「1482」となった。第10世代の「Core i7-10870H」を採用していた先代よりも、マルチでは1割程度の上昇、シングルでは1割以上の上昇を確認できる。
テスト中の様子を見ていても、高速な処理ができているのがわかる。CPUのクロックはスペックほど上がってはいないが、十分な処理能力といっていいだろう。注意すべきはCPU温度で、一部のコア温度が最高で96度まで上昇しているようだ。しかし、常時高温なわけではなく、温度上昇に伴う処理能力の低下は確認できるほどではなかった。
次は、一般的なPCの動作をエミュレートして総合的なスコアを出す「PCMark 10」だ。CPUやGPUといった単体の性能を確認するのではなく、PCとして組み上がった状態での総合的な性能を確認できるベンチマークテストだ。テスト内容を詳細にチェックできるので、どのような方向性において性能を発揮できるかを知りたいときに役立つ。
PCMark 10の総合スコアは「6145」と、ノートPCとしてはかなり高い。インテルの第9世代や第10世代CPUを採用したハイエンドデスクトップPCに匹敵する性能で、実用性は十分すぎるほどだ。
詳細を見ると5桁台までスコアが伸びている項目が多く、平均的にも各種項目の性能が高いことがわかる。これはCPU単体の性能が高いのはもちろん、内蔵グラフィックの性能が第11世代で大きく向上したことで、全体的な底上げができていると思われる。
また、ディスクリートGPUとして搭載されているGeForce RTX 3060 Laptop GPUも、ゲーム以外の利用においては申し分のない性能が出ている。今回、第11世代CPUに変わったことでメモリーのクロックが上がっているのも、性能アップの一端になっているのだろう。
「3DMark(Time Spy)」は、DirectX 12で動作するゲームの性能をチェックできるベンチマークテストだ。主にGPUの性能を確認することができる。本機に採用されている15.6型液晶パネルは一般的な15.6型で採用されているフルHD(1920x1080ピクセル)よりも解像度の高いWQHD(2560x1440ピクセル)なので当然ながらGPUへの負荷は高くなるが、GeForce RTX 3060 Laptop GPUは十分な性能を発揮できている。
結果、スコアは「8207」と解像度の高いモニターでありながらもかなりの好成績といえる。デスクトップ用のGeForce RTX 3060と比べても遜色のない性能が出ている。DAIV 5Nの内蔵モニターは165HzとゲーミングPCに負けないハイリフレッシュレートを持っているので、仕事の合間に遊ぶ際にも満足できるだろう。
続いては「CrystalDiskMark」で内蔵ストレージの速度を確認してみた。DAIV 5Nは第11世代Coreプロセッサーを採用しているため、PCIe 4.0に対応している。ただ、テスト機である標準モデルではPCIe 3.0接続になっている。注文時にはPCIe 4.0接続に変更できるので、気になる人はカスタマイズしておくといいだろう。
シーケンシャルリードが1800MB/秒強、ライトで1400MB/秒強と、一般的な使用なら十分な転送速度だ。1ファイルあたりの容量がギガレベルのファイルを大量に扱う場合には、バックアップやコピーなどに相当の時間がかかるので、PCIe 4.0接続に変更することで作業効率は上がるだろう。4000万画素クラスのデジタルカメラデータや動画編集で素材を多く用いるなら、PCIe 4.0接続やより容量の大きなストレージへの変更、セカンドストレージの追加も考慮するといいだろう。
-
sponsored
RTX 3060 Laptop GPU搭載、WQHD対応15.6型ノートPC「DAIV 5N」はユーザーの創造性を刺激する1台だ! -
sponsored
動画・写真編集の初心者からプロまでオススメできる、15.6型で約1.73kgのRTX 3050搭載高コスパクリエイター向けノートPC「DAIV 5P」 -
デジタル
クリエイター向けパソコンブランド「DAIV」とEIZO製ディスプレーのセットモデルが発売 -
sponsored
写真・動画編集を実際に試してこそわかる驚きの性能、第12世代Core i7とRTX 3060搭載のクリエイターPC「DAIV Z7」を試す! -
sponsored
モバイル向けRTX 3050搭載、基本性能・クリエイティブ性能ともに抜群な18万円台クリエイターノート「DAIV 5P」