CPUはCore i5-10210Uを採用

7万円台からと高コスパ！光学式ドライブやインターフェースなど豊富な機能満載の15.6型ノートPC「LIFEBOOK WA1/F3」

2022年01月18日 09時00分更新

文● 柴田尚　編集●市川／ASCII

エントリーマシンとは思えない艶やかな外観

　LIFEBOOK WA1/F3の天板はブライトブラックでグロスな加工がなされているため、樹脂製ながら高級感がある。指紋などのヨゴレが少しつきやすいが、さっと拭けば消えるのでさほど気にならない。

写真ではわかりづらいが艶やかな天板となっている

　底面は空気孔とゴム脚があるだけでかなりフラット。さらにレザー風のテクスチャーが施された茶色系のモカブラウンとなっている。天板をこの加工にしてもいいかもしれないと思うほどの美しさだ。

　LIFEBOOK WA1/F3のスーパーファイン液晶のディスプレーは、色味を美しく表現してくれるグレアパネルを採用する。ベゼルは左右が実測で約8mm、上部が約12mmでカメラとマイクを内蔵する。下部はベゼルが実際には広いのだが、画面を起こすと本体裏側に回り込む構造によって、体感ではかなり細く感じるデザインとなっている。同時に、これは本体を軽く持ち上げてタイピングしやすい傾斜を生み出している。

富士通の誇るスーパーファイン液晶は非常に美しい。開くと本体を起こす構造となっており、タイピングしやすさを向上させている

　LIFEBOOK WA1/F3のキーボードはテンキーまでそろえており、約18.4mmのピッチを確保。テンキー部分もほぼ同様のピッチなので、全体的に打ちやすいであろう。これにより学習やビジネス用途での利便性は高いはずだ。右Altキーを廃したため、ノートパソコンにありがちな右下部分のキーの狭まりもほぼない。また、カーソルキーを少し下げてわかりやすくし、タッチタイピングでもミスなく操作できる富士通独自のデザインは健在だ。

ピッチ約18.4mmでほぼフルサイズのキーボード。カーソルキーを下げたためにパッド上のラインが曲がっているのは富士通独自の便利なデザインだ

　キーボードの上には、電源ボタンのほかに初心者でも使いやすいようブラウザーが立ち上がる「INTERNET」ボタン、用途からアプリを探せる「MENU」ボタン、マニュアルやトラブル解決法が参照できる「SUPPORT」ボタンが並ぶ。

光学式ドライブやSDカードスロットを備える豊富なインターフェース

　左側面には、電源端子、有線LAN端子、HDMI出力、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 3.2 Gen2 Type-Cを備える。

有線LAN端子によって安定したネットワーク接続が得られる。さらに内蔵する無線LANはWi-Fi 6となっており、そちらでの安定接続も可能となっている

　右側面は、セキュリティロックホール、DVDスーパーマルチドライブ、USB 2.0 Type-A、SDメモリーカード対応のダイレクト・メモリースロット、3.5mmのヘッドフォン／ヘッドセット兼用端子が並ぶ。

15.6型のボディーサイズを活かし、光学式ドライブとSDメモリーカード対応のスロットを搭載

　次回は、実際にLIFEBOOK WA1/F3を利用してみたうえでの使い勝手の良さなどを紹介していく。

試用機の主なスペック
機種名	LIFEBOOK WA1/F3
CPU	インテル「Core i5-10210U」（最大4.20GHz、4コア/8スレッド）
グラフィックス	インテル UHD グラフィックス
メモリー	8GB（4GB×2、DDR4-2666）
ストレージ	256GB SSD（PCIe接続）
ディスプレー	15.6型（1366×768ドット）
内蔵ドライブ	DVDスーパマルチドライブ
通信規格	無線LAN（IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax）、Bluetooth 5.1、有線LAN（1000BASE-T）
インターフェース	USB 3.2 Type-C、USB 3.2 Type-A×2、USB 2.0 Type-A、HDMI出力端子、3.5mmヘッドフォン／ヘッドセット端子、ダイレクト・メモリーカードスロット、有線LAN端子
内蔵カメラ	約92万画素ウェブカメラ
サイズ／重量	およそ幅361×奥行244×高さ27mm／約2.0kg
バッテリー駆動時間	公称約8.9時間
OS	Windows 11 Home