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個人用なら月額396円(税込)で機種を問わず利用できる!

学校でも家庭でも楽しくプログラミングできるレノボの学習教材「みんなでプログラミング」を試した

文●相川いずみ 編集●八尋/ASCII

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高校生からはPythonを一から学習可能

 続いて、高校向けの教材「バーチャルスクールNEXTDOOR」を紹介しよう。こちらは、「バーチャルスクール」とイメージキャラクターも異なり、今どきの高校生をイメージしたキャラクターが登場する。

「バーチャルスクールNEXTDOOR」

 現在のコンテンツは、AIの開発などでも使われているプログラミング言語「Python」による「プログラミング」と、コンピュータの仕組みを学ぶ動画の2種類だ。

メニューも、小中学生向けと比べてシンプル

 バーチャルスクールNEXTDOORの「プログラミング」では、Pythonを基礎から学べるコンテンツと、アルゴリズムを学ぶコンテンツがある。

1つめのコンテンツ「基礎(出力・変数・入力)」の「文字列を表示しよう」でのプログラミング画面

 テキストプログラミングは、実際に文字列を入力していくが、入門ではコードが実際に用意されているので、入力する代わりにコピー&ペーストで完了することも可能だ。慣れるという意味でも、できるだけ実際にキーボードで入力して進めたい。ただし、一文字タイプミスするだけでエラーになってしまうので、ブロックプログラミングよりも難易度は上がる。

新しいコンテンツを始める前に、スライドで説明が表示される。このスライドは途中で何度でも見返すことができる

 中学1年生の子どもに、高校生向けは難しいかと思ったが、中学に入って技術・家庭を始めたこともあり、興味深げに取り組んでいた。体験してもらった感想としては、「正解の実行例があったのが、すごくわかりやすい。あと、自分の書いたコードと正解のコードを見比べることができるから、『なんでできないのだろう』というときに、とても役に立った」という。

 また、スライドも活用していたようで、「コードが分からなくて止まってしまったときに、何度でも見直して修正することができた」とも話してくれた。そのうえで、「エラーの内容を具体的に書いてあるといい。初心者にはそのほうが助かる」といった要望も付け加えていた。

「アルゴリズムの効率性」

Pythonでゲームなどを制作しつつ、アルゴリズムへのの理解を深める

 そのほか子どもに好評だったのは、コンピュータの仕組みついて学べる動画だ。「わかりやすくて面白い」としたうえで、「種類も多くて、3分くらいの短いものなので、プログラミングで悩んでいるときに、気分転換に見たりできるのがよかった」と話してくれた。

現在、動画は9本用意されている。動画世代にとっては刺さるコンテンツになりそうだ

個人用なら月額396円で機種を問わず利用できる!

キャラクターが声をかけてくれるので、一度始めると、どんどん次に進めたくなる

 今回、実際に「みんなでプログラミング」を使ってみて、段階的に学べる点が非常によいと感じた。とくに「Scratch」をはじめとしたブロックプログラミングをある程度経験した子どもが、いざ「Python」や「Unity」といったテキストプログラミングへ進もうとした際、どうしても壁にあたって挫折してしまうケースも多い。

 しかし、こうしてPythonを段階的に学んでいけることで、少しでも「わからない」「難しい」というハードルを下げていくことが期待できる。筆者もPythonに興味はあったものの、敷居の高さを感じていたので、これを機に子どもとともに学んでいきたいと思った。

 また、小学生向けには使いやすいタイピング練習ツールや動画も多数用意されており、プログラミングだけでなく、幅広く「コンピュータサイエンス」や「メディアリテラシー」としての教材としても活用ができる。定期的にアップデートでコンテンツも追加される予定とのことなので、今後どのようなコンテンツが増えるのか楽しみにしたい。

 なお、「みんなでプログラミング」の個人版は、機能の一部を“無料”で利用することができるキャンペーン期間中だ。4月1日以降は、全単元・機能を月額396円(税込)で利用できるようになる。学校端末を保護者が利用することはしづらいが、個人用であれば、いつでも家庭で親子一緒に学べる点もうれしい。分からないことは子どもに教えてもらったり、親子で競争したりすることで子どものモチベーションも上がり、さらには親子のコミュニケーションツールとしても期待できそうだ。

 レノボのパソコンユーザーはもちろん、レノボ以外のパソコンでの利用も可能で、またブラウザーベースなのでOSを問わないため、興味のあるご家庭はぜひ一度体験してみてほしい。

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