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テレビチューナー搭載の2021年秋冬モデル

Windows 11搭載、映像鑑賞や在宅ワークにも大活躍の27型オールインワンデスクトップPC<LAVIE A2797/CAB>

2021年12月27日 14時00分更新

文● 山口優 編集●市川/ASCII

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没入感の高い液晶ディスプレーと臨場感あふれるスピーカーを搭載

 ディスプレーはフルHD(1920×1080ドット)の広視野角なIPSパネルを採用し、斜めから見ても色味の変化が少ないのが特徴。色再現性も高く、鮮やかな花の色や人肌のなめらかなグラデーションなどもきれいに映し出してくれる。画素密度はそれほど高くないため、画面に目を近づければひとつひとつのドットを識別することは可能だが、通常使用する距離からだとそれほど気にならず、十分高精細に感じる。

IPS方式の27型フルHD液晶ディスプレーを搭載する。グレアパネルのため映り込みはそれなりにあるが、きれいな発色で映像を楽しめる。液晶パネル全体を振動させて音を出すため、映像と音の一体感が高いのも特徴

 実際に仕事やプライベートで使用して印象的だったのが、その没入感の高さ。画面サイズが27型と大きいうえ、4辺狭額ベゼルを採用しているため、周囲の状況が目に入りにくく画面に集中しやすい。とくに動画などを再生すると、視野全体が映像に覆われる感じで迫力満点だ。文書作成の際も作業に集中しやすく、ノートPCを使う場合よりも気が散りにくかった。

 また、液晶パネル全体を振動させることで音を出す「Crystal Sound Display」を搭載している。出力は2.7W+2.7W(フルレンジが1.5W×2、ツイーターが1.2W×2)。ヤマハがチューニングしていることもあって、自然な音場で聴き疲れの少ないサウンドが楽しめる。

 この高品質なディスプレーとスピーカーをフルに活かせるのが、テレビ視聴やブルーレイディスク鑑賞の際だろう。本機は地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送対応のダブルチューナーを搭載しており、アンテナをつないでmini B-CASカードをセットすることでテレビ視聴や録画ができる。

 また、ブルーレイディスクドライブも内蔵しているため、市販のブルーレイディスクやDVDビデオタイトルを再生することも可能。もちろん、YouTubeやNetflix、TVerなどの動画配信サービスも楽しめるので、映像鑑賞もバッチリOKだ。実際にさまざまなジャンルの番組や映画を視聴してみたが、Crystal Sound Displayのおかげもあって、いずれも映像と音の一体感が高く、臨場感たっぷりに楽しむことができた。

 テレビ機能も充実しており、プリインストールされている「SmartVision」を使えば、視聴中の番組に関するツイートをリアルタイムで表示したり、特定のキーワードに関連する番組を自動予約したりもできる。また、録画番組をスマホに転送することも可能だ。出先で気になっている番組を視聴したいけれど、できるだけパケットは使いたくない場合などに重宝しそうだ。

 ちなみに、<LAVIE A2797/CAB>はHDMI入力端子を搭載しており、ゲーム機やレコーダーなどのAV機器をつないでそのディスプレーとして使用できるのも嬉しい。電源がオフの状態でも、側面の入力切替ボタンを押すことで単体ディスプレーのように使えるのも便利だ。PCだけでなく、テレビやゲーム用モニターなども1台にまとめたいと考えている人には最適な製品といえる。

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