総務省は、2.3GHz帯を5Gで利用するにあたり、周波数割当の開設指針案を作成したとして、パブリックコメントの募集を開始した。
現在の2.3GHz帯は公共用無線のほか、放送局がマラソンなどの大規模中継用のシステムに利用しているため、これらの用途で利用されていない場所、時間帯に、動的に周波数を割り当てて用いる「ダイナミック周波数共用」を活用することが予定されている。
また、今回の比較審査においては、エリア展開の項目において、これまでにない考えを導入する。具体的には、5G基地局数が全国平均以下の32道県を3倍、平均以上の13府県を2倍、東京・大阪を1倍で配点。5Gの普及が進んでない地域でエリア整備を促進する考えだ。
今後は来年3月上旬に開設指針を告示して事業者からの申請を受け付け、4~5月頃に実際の割り当てをする予定。