HUAWEI WATCH 3は、充実したワークアウト機能を備えることが特徴だ。13種類のメニューを選択できる「ランニングコース」機能も用意されており、運動不足解消のモチベーションアップには効果的なデバイスだと言える。本稿では、同機のワークアウト関連機能についてチェックした。
なお、本稿における検証は、iOS 15.0.2を搭載した「iPhone 11 Pro」と、バージョン12.0.10.301のiOS版「HUAWEI Health」アプリを用い、「HarmonyOS 2.0.0」搭載のHUAWEI WATCH 3とペアリングした。
オレンジの「ワークアウト」アプリから測定開始
「HUAWEI WATCH 3」には、クラシックモデルとスポーツモデルの2種類がラインナップしているが、今回試用したのは後者だ。同モデルは、ストラップ素材にフルオロエラストマーを採用し、長時間でも付け心地が良いのが特徴。汗をかいたあとの手入れも容易だ。ディスプレイは直径1.43インチで、ワークアウト中に表示される情報も確認しやすい。
ウォッチから利用できるワークアウト関連のアプリは4つある。ワークアウトを実行するための「ワークアウト」アプリと、疲労度などを確認する「ワークアウト状態」アプリ、ログを確認できる「ワークアウト記録」、そして日常の運動量を確認できる「活動記録」アプリだ。
ワークアウトを測定するのは、中央にあるオレンジのアプリだ。この「ワークアウト」アプリには、20種類の運動メニューが用意されている。選択できるメニューは、具体的に以下の通りだ。これだけ充実していれば、基本的に日常のワークアウト測定で困ることはまずないと思う。
・ランニングコース
・屋外ランニング
・屋内ランニング
・屋外ウォーキング
・屋内ウォーキング
・屋外サイクリング
・屋内サイクリング
・プールで水泳
・オープンウォータ水泳
・登山
・ハイキング
・トレイルラン
・ドライビンググレンジ
・スキー
・スノーボード
・クロスカントリースキー
・トライアスロン
・エリプティカル
・ローイング
・その他
最下部に表示される「カスタム」からの操作で、不要なメニューを非表示にできることも覚えておきたい。例えば、在宅勤務の運動不足解消で「屋外ウォーキング」を中心に利用するならば、ほかのメニューは非表示にしておくという選択が可能だ。
ちなみにHUAWEI WATCH 3では、4時位置にある「下ボタン」を押すことで、アプリをショートカット起動できる。ウォッチの設定アプリから「ワークアウト」アプリが起動するように指定しておけば、必要なタイミングで画面操作にまごつくことなく、素早く測定をスタートできる。また、設定アプリの「ワークアウト設定」で「ワークアウトを自動検出」のスイッチをオンにしておけば、ウォーキングやランニングなどの一部動作に関して、自動的にワークアウトの開始と終了を認識して通知してくれる。
一点注意したいのは、HUAWEI WATCH 3のデフォルトの音量がかなり大きくなっていることだ。ワークアウト実施時にはウォッチのスピーカーから大声でアナウンスが流れ出すことになるので、あらかじめ音量を調整しておくことを勧めておく。
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