日本ユニシスは12月6日、任意のウェブページをボタン一つで「読書アシスト」書式に変換できるChrome拡張機能を公開した。同日から2022年2月28日まで無償公開する。
読書アシストは、特別な訓練をしなくても、文字レイアウト変換技術により文章を読むスピードをおよそ1.5~2倍に向上させるという新技術。同社が2020年に実施した無償公開時の利用者の声を受け、Chrome拡張機能の改善版を開発した。
今回の無償公開では、使用中のブラウザーに拡張機能を追加することで、表示中のウェブページをボタン一つで読書アシスト書式へ変換できる。本機能を使用すると、ウェブページ内において読書アシスト書式へ変換が効果的な文章を自動で判断し、効果的な文章のみ変換する。タイトルや写真などのレイアウトを維持することで、ページ全体の読みやすさも維持するという。
本機能は、ニュースサイトの閲覧、情報サイトの閲覧、ウェブ契約書の閲覧、社内サイトの閲覧など、さまざまHTML文書の閲覧シーン全般での利用を想定している。対応ブラウザーはPC版のGoogle ChromeおよびMicrosoft Edgeの最新バージョン。
同社は、今回の無償公開を通じて拡張機能に対する利用者の意見やニーズを収集し、拡張機能の商品化を目指す。