本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「SORACOM サポートと複数のメールアドレスでやり取りできるようになりました」を再編集したものです。
はじめに
こんにちは、Customer Reliability Engineer(CRE)の三國です。
SORACOMでは、アカウントへログインするためのメールアドレス(プライマリメールアドレス)の他に、「リカバリメールアドレス」、「請求メールアドレス」といった、用途に合わせたメールアドレスを登録できます。登録できるメールアドレスの種類はこちらのドキュメントを参照してください。
このたび、「サポートメールアドレス」を登録できるようになりました。このアップデートで解決できる課題や用途を紹介します。
解決したい課題
IoTシステムは考慮すべき点が多いため、個人や一つの部署、一社だけでは構築・運用できないこともあります。
複数部門でのコラボレーションや、パートナー企業との協業という形をとることも多いです。その中で、SORACOMのサポートからも支援させていただくことがありますが、SORACOMサポートからの連絡はプライマリメールアドレス(ログインに使用するメールアドレス)へのみ通知されていました。複数人で情報共有する場合は、プライマリメールアドレスにグループアドレスを利用するといった運用方法がありますが、特に利用する会社と構築・運用を支援する会社が違うような場合に、違うメールアドレスへ連絡が欲しいという声もいただいておりました。
そこで、「サポートメールアドレス」を登録できるようにすることで、SORACOMサポートからの連絡時にプライマリメールアドレスと合わせて通知されるようになりました。
用途
以下のような場合にぜひお使いください。サポートメールアドレスは5つまで登録できます。
経理担当者からも問い合わせをすることがあるため、担当のメールアドレスへも通知してほしい
パートナーと協業して構築・運用しているため、別会社の担当者へも通知してほしい
利用方法
SORACOMユーザーコンソールの「メールアドレス設定」より登録いただけます。
具体的には以下のドキュメントにて「請求メールアドレス」の登録方法を紹介していますが、こちらと同様の手順で「サポートメールアドレス」が追加できます。
また、「サポートメールアドレス」の詳細や制約は以下ドキュメントの「サポートメールアドレス」を参照してください。
現時点では問い合わせごとに通知するメールアドレスの選択はできません。そのため、「サポートメールアドレス」が不要になった際は登録を解除していただくようお願いします。
おわりに
部や会社といった枠を超えた、より良いIoTシステムづくりに少しでも貢献できるよう、より使いやすいSORACOMサポートにできるよう努めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いします。
この連載の記事
-
第587回
デジタル
LTE Wi-Fi ルーター UD-LTA、LTE Cat.1 bis対応IoTゲートウェイ(2機種)の販売を開始、他 ほぼ週刊ソラコム 11/15-11/28 -
第586回
デジタル
2025/12/10(水)~ JAPAN BUILD TOKYO -建築・土木・不動産の先端技術展- に出展:現場の課題をIoT×AIで解決! -
第585回
デジタル
SORACOM Flux 新料金プランのご案内!! -
第584回
デジタル
「防犯」だけじゃもったいない。あなたが知らない”儲かる”カメラの使い方 -
第583回
デジタル
Intelisysの2025 Top New Supplierを受賞、生成AIによる画像分析機能 「ソラカメAI」を発表、他 ほぼ週刊ソラコム 11/01-11/14 -
第582回
デジタル
ソラカメの動画をAIで解析する – SORACOM Flux での動画取得と分析方法 -
第581回
デジタル
IoTプロジェクトの進み方 -
第580回
デジタル
お手頃な価格で位置情報も温湿度も加速度もとれる GPSマルチユニットは楽しいぞ -
第579回
デジタル
I wanna IoT 罠! 狩猟罠を遠隔操作する!「IoTプロトタイピングコーナー」作品ご紹介【SORACOM Discovery 2025】 -
第578回
デジタル
カメラ x AIの民主化!「ソラカメAI」がリリース!!


