ミキラボ　子どもと一緒に楽しむ3分科学 第58回

フリクション鉛筆で「温めると変わる絵」を描く　子どもとやりたい科学実験

まとめ

　今回は、フリクションインキと身近なものを使ってできる実験アイデアをご紹介しました。今回使用したフリクションいろえんぴつは、間違えても消しやすかったり、消しかすが出なかったりと実験が終わった後に使うのにもとても便利だと思いました。そして、使用する際に熱を意識するようになったら、今回の実験をやった意味が出てくるのではないかと思います。本実験が子どもたちにとって少しでも科学に触れるきっかけとなりましたら、嬉しいです。

■注意事項
・小学生など低年齢の子どもが実験をするときは、必ず保護者の指導のもとで行なってください。
・ドライアイスはとても冷たいため、素手では触らずに厚手の手袋を使用してください。また、ドライアイスは二酸化炭素が固体になった物質です。空気中ですぐに気体化し、その体積が約750倍に膨張する特性があるため、密閉容器に入れないでください。さらに、換気不十分な所でドライアイスが気化すると酸素が足りない状態になりますので、換気をしながら実験をしてください。

■参考文献
※1、2 株式会社パイロットコーポレーション「開発者に聞く フリクションインキの仕組み」
※3 株式会社パイロットコーポレーション「こすると消える色鉛筆　『フリクションいろえんぴつ』　新発売」
※4 消費者庁「ドライアイスによる手などの凍傷や容器破裂に注意！」