21:9の横長&湾曲こそ、新時代のベスト仕事環境!
6万円台半ばの21:9の34型湾曲ゲーミングモニター「HUAWEI MateView GT」はテレワークにも役立つ!
2021年12月10日 11時00分更新
自宅のデスクトップPCに仕事用ノートPC、ゲーム機まで接続可
仕事用ノートPCはUSB Type-C接続で利用が便利
自宅にゲームやエンタメ用のデスクトップPCに加え、テレワーク用には会社支給のノートPC、といった具合に複数のマシンを繋ぐのであれば、接続端子もしっかり確認しておく必要がある。
最上位の「HUAWEI MateView GT 34インチ サウンドエディション」の場合は、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB Type-C×1の計4つ。私物PCと会社支給PCに加えて、さらにゲーム機(現在の主要ゲーム機は21:9の縦横比に対応していないので、16:9での表示となる)やChromecastのような映像機器も接続できる(サウンドバーがない「HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダードエディション」はHDMI 2.0×2+DisplayPort 1.4×1の3つ、27型の「HUAWEI MateView GT 27型 スタンダードエディション」はHDMI 2.0×1+DisplayPort 1.2×1の2つ)。
ノートPCで便利なのはUSB Type-Cでの接続。ここ2~3年ほどにリリースされたノートPCの多くに、DisplayPort出力に対応したUSB Type-C端子が用意されており、比較的細身のケーブル1本で映像出力ができるうえ、後述するHUAWEI MateView GT 34インチ サウンドエディションに内蔵されたマイク機能もそのまま利用できる。ただし、USB Type-C接続時の電力供給は最大10WとノートPCの充電には不十分。ノートPCには別途ACアダプターが必要となる。
高音質マイクをディスプレーに内蔵し、ビデオ会議にも適している
テレワークで機会が多くなったビデオ会議でも、HUAWEI MateView GT 34インチ サウンドエディションは有効だ。まず単純な話だが、ビデオ会議アプリのウインドウで画面が一杯にならないので、資料を確認しながら会議に参加できる。
また、本機のスタンドにはステレオサウンドバー(5W×2)を搭載。省スペースながらもゲームや映像を楽しむのにも十分に感じるパワフルなサウンドを奏でてくれる。また、サウンドモードを「映像」や「ゲーム」から「通話」に変更すると、人間の声がわずかに持ち上げられ、逆にノイズがわずかに引っ込む印象でずっと会話の内容が聞き取りやすくなる。
さらにゲーミングモニターなのに、本体にマイクを内蔵しているのが案外珍しい。指向性が高いマイクのようで、正面にいる人間からの声であれば、数mほど離れていてもしっかり内容が聞き取れ、一方でノイズはそれほど気にならなかった。このマイクはUSB Type-C接続なら、ほかにケーブルが不要で自動的にWindowsから認識されて利用可能になる。ゲーマーの場合、ゲームプレイ中のボイスチャットには、ゲーミングヘッドセットを用いる例が多いだろうが、本機のスピーカー&マイクはディスプレーの利用の幅を広げるという意味で価値があるだろう。
横長方向への拡大は普段の作業においても有益
設置スペースが許すなら21:9の34型がやはりオススメ
ここまでテレワークでの利用を前提にHUAWEI MateView GT 34インチ サウンドエディションの利便性を見てきたが、デスクトップ領域が広いのは複数の資料などを確認しながらの作業では圧倒的に有利。最近は縦方向に拡大したディスプレーも見られるが、筆者のようにテキスト入力の時間が長く、真っ正面を見ている時間が長い人間には、縦方向はこのくらいのサイズが望ましく、なおさら横長に拡大しているメリットを実感した。
また、ディスプレーへの高性能マイクの内蔵もありそうであまりなかった機能。個人的には会議の質を上げるために(率直に言えば、クリアな音声で相手の好感度を上げるため!)、1万円弱の外付けUSBマイクを使っているが、これなら会議のたびにマイクを設置する必要がないし、ノートPCや安価なヘッドセットに内蔵されたマイクよりは明白に高音質での会話が可能だった。
なお、今回の記事ではあまり触れてないが、HUAWEI MateView GTには、サウンドバーを内蔵しない「HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダードエディション」や、16:9で27型の「HUAWEI MateView GT 27インチ スタンダードエディション」も用意されている。サウンド回りをすでに別途持っているなら前者の選択肢は有力。設置位置が限られるなら27型モデルも検討に入るだろうが、デスクトップ領域の広さを重視すると、やっぱり21:9の34型の2モデルが断然オススメだ。34型モデルの横幅は約80.9cm。横幅90cmのデスクであれば十分に置けるので、自宅のスペースを実際に測定したうえで検討してみてほしい。
HUAWEI MateView GT 27インチ スタンダード エディション |
HUAWEI MateView GT 34インチ スタンダード エディション |
HUAWEI MateView GT 34インチ サウンド エディション |
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画面サイズ | 27インチ(16:9) | 34インチ(21:9) | 34インチ(21:9) |
パネル | VA | VA | VA |
解像度 | 2560×1440 | 3440×1440 | 3440×1440 |
リフレッシュレート | 165Hz | 165Hz | 165Hz |
コントラスト比 | 4000:1 | 4000:1 | 4000:1 |
輝度 | 350ニト | 350ニト | 350ニト |
表示色 | 8bitカラー (1670万色) |
10bitカラー (10億7000万色) |
10bitカラー (10億7000万色) |
色域 | 90% DCI-P3 /100% sRGB |
90% DCI-P3 /100% sRGB |
90% DCI-P3 /100% sRGB |
映像入力端子 | HDMI 2.0×1、 DP 1.2×1 |
HDMI 2.0×2、 DP 1.4×1 |
HDMI 2.0×2、 DP 1.4×1、 USB Type-C×1 |
サウンドバー | ― | ― | ○(5W×2) |
本体サイズ | 約613×546×224mm | 約809×542×220mm | 約809×542×220mm |
重量 | 約7.8kg | 約9.34kg | 約9.55kg |
市場想定価格 | 4万9980円 | 6万2800円 | 6万5800円 |
提供:ファーウェイ・ジャパン