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機械式時計ではミクロ単位の調整作業を習得

シチズン子会社社員が黄綬褒章を受章、社内最高の“時計組立スーパーマイスター”

2021年11月02日 17時30分更新

文● ASCII

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シチズン時計マニュファクチャリングの社員 荒井寛子氏が黄綬褒章を受賞

 シチズン時計は11月2日、製造子会社であるシチズン時計マニュファクチャリングの社員 荒井寛子氏(生産本部製品部・飯田殿岡向場勤務)が、令和3年秋の褒章において黄綬褒章を受章したと発表した。

 黄綬褒章は、第一線で業務に精通している人、他の模範になるような技術や事績を有する人に授与されるもの。荒井氏は、腕時計のムーブメント製造や完成品(外装)製造のすべての工程での組立力に優れ、機械式時計ではミクロ単位の調整作業を習得し、唯一の社内最高の称号「時計組立スーパーマイスター」として評価されている。

 荒井氏は、1979年に当時の平和時計製作所(現シチズン時計マニュファクチャリング)に入社。以来43年間、時計のムーブメント組立から完成品組立に従事してきた。2012年には「時計組立・修理工」で卓越技能者長野県知事表彰(信州の名工)、2016年には卓越した技能者「現代の名工」(厚生労働大臣賞)、2018年には「第7回ものづくり日本大賞」(内閣総理大臣賞)の表彰を受けている。また技能継承を目的とし、後進の指導、講師として全国を対象に地域社会や業界貢献にも力を注いでいる。

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