サイコムは10月25日、eスポーツを通じて障害者支援事業を行なうePARAと新たなスポンサー契約を締結したと発表した。
ePARAが行なっているeスポーツへの障害者の参加促進活動において、サイコムではePARAが主催・運営するバリアフリーeスポーツイベントや、障害者のeスポーツプレイヤーに対してゲーミングPCを提供する。また、障害者が使いやすいパソコンの開発やサービスについて共同で研究することで、ePARAの障害者就労およびeスポーツへの活動領域拡張の活動を支援していく。
代表者メッセージ
サイコム 代表取締役 河野孝史氏
より良い社会の実現に向け弊社としてどのような社会貢献ができるかを模索していた中、ePARA様とのご縁をいただきました。
ePARA様のeスポーツを通じた障害者の就労支援という新しい視点は“だれもが輝ける未来を作る”というバリアフリー社会に向けた壮大なビジョンです。
私共はパソコンの提供だけにとどまらず、今後は障害を持たれた方に使いやすいパソコンの共同開発や設置サービスの提供など、より深化した提携関係を進めこのビジョンに応えていきたいと思っております。
ePARA 代表取締役 加藤大貴氏
「PCでいろいろなゲームをプレイしたい」という障害当事者は多くいます。
しかし、障害当事者にとってゲーミングPCはなかなか手が付けられない高級品。ePARAの部活動に参加している部員でも、ゲーミングPCの所持者は限られたごく一部です。
このような状況下で、ePARAは幾度も「バリア」を感じてきました。PC環境さえあればもっと挑戦する幅は広がりますし、ePARAもその支援に力を注ぐことができます。一方で、PC環境がないためにリテラシーが育つ機会が得られず、その人の適性に合ったスキルが伸びていないケースがあります。
そんな「バリア」を乗り越え、バリアフリーeスポーツを力強く後押ししてくれる存在。それがサイコム様からのゲーミングPCの提供開始でした。
今回のサイコム様からのサポートを受け、「自分らしく生きて行ける世界をつくる。」というePARAのビジョン達成に向けて、より一層邁進したいと思います!
サイコムでは、ePARAが開設した東京都港区にあるバリアフリーeスポーツ施設「Any%CAFE(エニーパーセントカフェ)」においてもスポンサー支援を行なっており、今後もePARAとともにeスポーツを通じた障害者の社会参加の促進で連携していく。