このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

Apple Pay×WAON開始、アプリ連携やお得なキャンペーンでさらに便利に

2021年10月22日 09時00分更新

文● 綿谷禎子 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 イオンは10月21日、「WAON×Apple Pay サービス開始 記者会見」を開催。イオンの電子マネー「WAON」のApple Payサービス開始を発表した。

iPhoneで「WAON」が利用できるようになった

国内60%超のシェアを誇るiPhoneに対応

 2007年4月にサービスを開始し、累計発行枚数約8872万枚、約86万3000ヵ所(共に2021年9月末時点)の加盟店で利用できるイオンの電子マネー「WAON」。10月21日より国内60%超のシェアを誇るiPhoneに対応する、Apple PayのWAONのサービスを開始した。

イオングループ以外の店舗にも加盟店が拡大

 記者会見に登壇したイオンリテールのWAON推進部長 山元環樹氏は、サービス開始に至る背景として、昨今の政府のキャッシュレス推進や9割を超えるスマホの普及などを掲げ、「キャッシュレス市場において、さまざまな決済手段が選択できることは大切。今回、Apple PayのWAONがスタートしたことで、新しいお客様のニーズにも応えていきたい」と意気込んだ。

イオンリテール WAON推進部長 山元環樹氏

 Apple PayのWAON では、iPhoneやApple WatchでWAONのさまざまなサービスが利用できる。まずiPhoneの「ウォレット」アプリでは、手持ちの「WAONカード」や「G.G. WAON」、「ゆうゆうワオン」の読み取りや、WAONの新規発行が可能。

写真下部の右が「G.G. WAON」、左が通常の「WAONカード」

 その際、イオンが提供する「WAON」アプリをダウンロードして連携することで、新規発行時に全国どこからでも、好きな地域の「ご当地WAON」のカードが選べるようになる。

都道府県や市区町村単位で発行される「ご当地WAON」

 「ご当地WAON」とは、その地域で手に入れられるWAONカードで、現在159種類を発行。買い物金額の一部をイオンがその地域に寄付するので、地域の活性化を応援することができる。寄付額は2009年4月~2021年2月末までの累計で20億1131万円を達成。なお、発行手数料は通常のプラスチックカードの場合300円が必要だが、Apple PayのWAONは無料。

 また「WAON」アプリを利用することで、本来なら店舗に設置されているWAONステーションなどでの操作が必要なWAONポイントの残高確認、WAONポイントからの電子マネーWAONへのチャージなどについてもアプリ上で操作でき、便利になる。

「WAON」アプリのトップページ

 「WAON」のクレカチャージは本来、「イオンカード」のみの対応になるが、Apple PayのWAONならApple Payに登録されているMastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスの国際ブランド付きのクレジットカードからのチャージが可能。レジでの現金チャージにも対応する。なお利用可能金額は5万円で、1回のチャージ上限は4万9000円。イオンマークのついた「イオンカード」なら、「WAON」アプリでオートチャージを設定することもできる。

「イオンカード」を持たない人もチャージが便利に。Visaブランドは交渉中とのこと

 「WAON」アプリと連携して利用することで、お客様感謝デーやボーナスポイントなど、イオンのさまざまなサービスや特典を、従来のWAONカードと同じように利用できるのもお得だ。なお、Apple PayのWAONを使い始め、1万円以上のチャージをした先着10万名に500ポイントをプレゼントする「電子マネーWAONチャージキャンペーン」も実施中(~11月4日23:59)。

お得なキャンペーンもスタート

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中