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効果の高い個人最適化機能も搭載

ソニーの新ネックスピーカー「SRS-NS7」を体験、ブラビアXRと接続し3Dサラウンドが楽しめる

2021年10月21日 10時30分更新

文● ASCII

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Blutooth接続に対応、ドルビーアトモスの立体音響が楽しめる

 SRS-WS1との大きな違いは無線接続方式だ。WS1は遅延に配慮した独自方式だったが、SRS-NS7ではBluetooth接続となり、スマホやウォークマンとの接続もできるようになった。また、バイブレーション機能の省略、ドルビーアトモス対応、ウェブ会議やハンズフリー通話用マイクの搭載なども違いだ。スピーカーは非対称形状のX-Balanced Speakerにしており、360 Reality Audioの認定機種になる。

新ドライバー。非対称の形状としている。

 なお、WS1の低遅延伝送はゲームなどに適しているため、併売するという。

 SRS-NS7はバイブレーション機能を持たないが、耳側と肩側にデュアル搭載した左右のパッシブラジエーターが低域の再生と連動して震えるため、ライブや映画などの臨場感を演出する効果が得られる。

 ブラビアXRと組み合わせた際の使い勝手はシンプル。3Dサラウンド効果はリモコンを押すと画面下部に表示される「クイック設定」メニューで簡単に切り替えられる。個人最適化機能はスマホアプリの「HeaphoneConnect」や「360 Spatial Sound Personalizer」を使って事前に両耳の写真を撮影しておくことで利用できる。アプリから写真をソニーのクラウドにアップすると、画像を元に生成された個人プロファイル情報が作成される。これをブラビアXRの「聴感特性データの変更」メニューで選び、テレビ側にダウンロードする流れとなる。

 利用にはブラビアXRのソフトウェアアップデートが必要だ。

クイック設定メニューで3Dサラウンドのオン/オフが選べる。

聴感特性データの変更画面。

 3Dサラウンドの効果はドルビーアトモスなどマルチチャンネルの音声を楽しむ場合はもちろんだが、YouTube動画などステレオのソースでも得られる。2chの音源を立体音響にアップミックスして再生できる。

 本体サイズはおよそ幅244×奥行き185×高さ53mm。重量は約318g。装着感の点では、人間工学に基づき、身体へ触れる面や重心を分散。長時間でも快適に装着できる形状としている。連続再生時間は最大12時間。充電はUSB Type-C経由で、充電時間は標準4時間。10分で60分の再生ができる急速充電にも対応する。

 Bluetooh 5.0、SBC/AAC/LDACコーデックに対応。ウォークマンとの接続時にはLDACを使用し最大96kHz/24bit(非可逆圧縮)のハイレゾ品質での伝送ができる。ほかのソニー製ヘッドホンと同様、360 Reality Audioの再生も可能だ。

 付属のワイヤレストランスミッターのWLA-NS7は単体でも販売する予定。実売価格は7000円前後になる見込み。これをブラビアXRに接続して用いると、「WH-1000XM4」や「WF-1000XM4」など、SRS-NS7以外にも11機種のソニー製ヘッドホン/イヤホンで立体音響を楽しめるようになる。

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