ソフトバンクロボティクスはSOMPOケアと共同で10月11日より、SOMPOケア運営の介護施設6ヵ所において、人型ロボット「Pepper」の活用トライアルを開始する。
超高齢社会における介護需要の増加と介護人材の不足による需給ギャップに加え、コロナ禍での感染予防対策の徹底にともなう非接触対応の必要性により、介護現場ではテクノロジーを活用した業務効率化と介護サービス品質向上の両立が求められている。
本トライアルでソフトバンクロボティクスは、介護施設におけるPepperを活用したレクリエーションやリハビリプログラムを確立するため、介護施設での活用の時間帯や利用時間の長さ、参加人数、介護職員との連携方法などを最適化し、入居者の生活の質向上に貢献するテクノロジー活用モデル構築を目指す。
またSOMPOケアは、Pepperを導入する介護付きホーム4施設とサービス付き高齢者向け住宅2施設の入居者の要望や心身状態を考慮しながら、本トライアルへの参加を支援するという。
さらに本トライアルで得たPepperの活用に関する有用性検証結果と活用事例については、他の介護事業者への展開を予定している。