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Keynote、Pages、Numbersに新機能

iWorkに新機能、共同プレゼンテーションやiPhoneでの書類作成を強化

2021年10月04日 16時30分更新

文● ASCII

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Keynote、Pages、Numbersに新機能追加

 アップルは9月28日、仕事効率化アプリケーションスイートであるiWorkをアップデートした。

 本アップデートにより、Keynoteのプレゼンテーションにライブビデオを直接追加できるようになった。iPhone、iPad、Macの前面カメラを使い、プレゼンテーションにライブビデオを追加できる。講義、使い方のビデオ、ビデオ会議アプリでのリモートプレゼンテーションなどの際に、スライドのコンテンツと一緒に発表者を表示できるようになる。

 ライブビデオオブジェクトはサイズ変更や、マスク、フレーム、ドロップシャドウ、反射などスタイルの調整が可能。Macユーザーは複数の外部カメラを接続してライブビデオでiPhone・iPadの画面をそのままスライドに表示もできる。

Keynoteの新しい複数発表者スライドショーにより、グループでのプレゼンテーションがスムーズに

 新しい複数発表者オプションも追加され、iPhone、iPad、Macから直接、共有スライドショーをコントロールできるようになった。リモートでのプレゼンテーションでも、複数のユーザーが交代でスライドを進められる。自分のスライドの発表を終えたユーザーは、ホストにコントロールを返すことも、別の共同発表者に引き継いでグループプレゼンテーションをシームレスに続けることもできる。

 また、Pagesの新機能「スクリーンビュー」では、テキストやイメージ、およびその他の要素がiPhoneの画面用に最適化された1列の連続フローで自動的に表示されるようになった。テキストは読みやすいように拡大され、写真や図はディスプレー内に収まるようにサイズ調整され、表は横にスクロールできる。スクリーンビューはいつでもオフにできるので、プリントしたり公開したりする前に書類のページレイアウトを確認できる。

iPhone、iPad、Macに「ピボットテーブル」が追加

 さらに、Numbersに「ピボットテーブル」が追加され、データをすばやく集計、グループ化、並べ替えをして、パターンやトレンドを特定し分析できるようになった。対象データを選択し、グループ化や集計の方法を選んで、その他の表示オプションにサイドバーからアクセスできる。ピボットテーブルはMicrosoft Excelとの互換性も備える。本機能はiPhone、iPadでも利用可能。

「レーダーグラフ」では類似点は重なり合った部分で表示され、差異や外れ値は際立って表示される

 複数の変数を簡単に視覚的に比較できる新しいグラフ「レーダーグラフ」も追加。類似点は重なり合った部分で表示され、差異や外れ値は際立って表示される。また、新しいフィルターオプションにより、データ内の重複エントリや一意値を見つけたり、特定の値に一致する行を簡単に表示したり非表示にしたりできる。

iPhone、iPad、MacのiWorkアプリが翻訳機能に対応

 さらに、Keynote、Pages、Numbersは、iOS 15、iPadOS 15、macOS Montereyで導入される新しい翻訳機能に対応。テキストを選択して翻訳を確認したり、読み上げてもらったり、選択部分を翻訳テキストに置き換えたりできる。

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