東京ゲームショウ2021の幕張メッセ会場のハピネットブースにて、角川ゲームスが2022年発売予定の『METAL DOGS』(メタルドッグス)を体験する機会を得たので、どういったゲームだったのかをご紹介したい。
本作は今年で30周年を迎えた戦車と犬と人間のRPGシリーズ「メタルマックスシリーズ」初のスピンオフプロジェクト。シリーズのファンならお馴染みの戦闘犬“ポチ”をはじめとする可愛い犬たちが、所狭しと駆け巡り、撃ちまくるローグライトアクションとなっている。
本作の舞台は人類が滅びかけたニッポン“富士山麓”。シリーズお馴染みのモンスターや賞金首も多数登場し、最新作『メタルマックス ワイルドウエスト』につながるエピソードも楽しめるという。
本作では最大3ヵ所に3種類の武器が装備できる。本体験会では、当初武器左に“旧式機銃”、武器中に“旧式大砲”を装備して出撃。
戦闘は非常にシンプルで□ボタンで武器左、△ボタンで武器中、〇ボタンで武器右が使用できた。ダッシュはなく、敵の攻撃を回避ボタンで避けて戦う。敵に近づくと自動でロックオンするが、任意にロックオンの固定も可能。ボス戦では、雑魚敵に邪魔されるので、ボスに固定ロックオンして戦うと戦い易かった。アイテムは十字キーの左右に割り振りができ、体力回復などが行なえる。
初期装備の旧式機銃は、弾数はあるが割と散るので、敵に割と近づかないと当て辛い印象。旧式大砲は1発撃つごとにリロードが行なわれるが強力で、最初に登場した雑魚敵は1撃で倒せた。旧式ミサイルは、3発発射でき敵に誘導してくれるので非常に強力だがリロードにやや時間が掛かった。
十字キーの上下でマップの拡大、縮小が可能。マップは拡大しても半透明で画面中央に表示され、慣れると見ながらでも戦える。マップにはフロアの移動ができる階段やクエストクリアの目的地が表示されているので、目的地を確認しながら進むのに役立つ。
途中登場した賞金首の“ボムポポキング”は、まき散らされる胞子のような攻撃を回避しながら旧式ミサイルと、タイミングよく旧式大砲で攻撃。雑魚敵も絶えず多数出現するので、ボムポポキングを固定でロックオンして撃破した。
また、本作ではゲーム進行に合わせてバリエーション豊かなクエストが次々と発生する。クエストにはチャレンジ条件が設定されているものもあり、チャレンジ条件をクリアすると、報酬が入手できる。
武器は改造なども行なえるようになるとのこと。体験会では、ノーマルモードとハードモード(仮)が選べたが、今回はノーマルモードでプレイ。ボムポポキングとその先の賞金首を倒すところまで体験できた。その様子は以下動画で確認して欲しい。ただし、開発中のものであるので、製品版と多少異なる可能性はある。
METAL DOGSは入るたびに構造が変化するローグ系のフィールドで、重火器を撃って撃って撃ちまくるシリーズ伝統のド派手な戦闘が楽しめる。操作キャラクターのポチ、ベル、ボナンザの3匹が愛らしく、また操作性がシンプルかつノーマルモードが適度な難易度だったので、シリーズのファンのみならず、今までシリーズに触れて来なかった犬好きや女性にもオススメできる作品だと感じた。
現在、Steamにて早期アクセス(執筆時点の価格2380円)でプレイ可能で、レビューは“非常に好評”となっている。Nintendo SwitchとPlayStation 4でも今冬発売予定で、家庭用ゲーム機版向けて、愛犬たちの姿をさまざまな角度で確認できるビューモード(仮)と、愛犬を飾ることができる追加コスチュームも用意される予定とのこと。
Steam版の推奨要件は、CPUがAMD「Ryzen 3 1200」(4コア/4スレッド、最大3.4GHz)またはIntel「Core i3-3330」(4コア/4スレッド、最大3.2GHz)、グラフィックスがDirectX11対応でVRAM 2GB以上、メモリー8GB、ストレージ8GBで、OSがWindows 10(64ビット)と、画質設定によっては最新のCPU内蔵GPUでも動作しそうなほどの軽さだ。
PC版が遊べるスペックのPCを持っていて本作が気になる人は、早期アクセスで購入して試してみてもイイでのはないだろうか。
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