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KDDI、5G SAでの超高精細8K映像のリアルタイムストリーミングの安定視聴を確認

2021年09月27日 19時30分更新

文● ASCII

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 KDDIは9月27日、ソニーの協力のもと、KDDI DIGITAL GATEに構築した5Gスタンドアローンの環境(以下:5G SA)における超高精細8K映像のリアルタイムストリーミングのサービス検証を行ない、スムーズに安定して視聴できることを確認した。

 本サービス検証では、論理的にネットワークを分割することで、高速・大容量や低遅延などのユーザーの用途やニーズに合わせたネットワークを提供する技術である「ネットワークスライシング」とサーバーを端末の近くに分散配置し、ユーザーの近くでデータ処理を行なうことで低遅延な通信を提供する「マルチアクセスエッジコンピューティング」(以下:MEC)を利用。

 5G SAでMECサーバーと高画質8K映像をデコードできるソニーのXperiaスマホを、大容量のコンテンツを安定して配信できるようカスタマイズした専用ネットワークスライシングで接続した。

 これにより、他のサービスと論理的にネットワークを分離することに加えて、インターネットを介さずに最寄りのMECサーバーからコンテンツが配信されるため、通信経路上の混雑影響を受けず、安定したリアルタイムストリーミング視聴が可能となったという。

 同社は今後、5G SAと地域に分散配置するMECサーバーを活用し、ユーザーのスマホまでの通信経路を用途に合わせて最適化して高速・大容量や低遅延など5Gの特長を最大限に引き出すプレミアムなサービスや、ネットワークスライシングをオンデマンドで提供して移動環境下などでも安定的に通信できる環境の提供を目指すとしている。

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