CyberZ取締役 CSO、そして「RAGE」総合プロデューサーである大友真吾氏にインタビュー「話題性に富んだイベントでeスポーツのすそ野を広げたい」
タレント・芸人・VTuberなど豪華出演者が集結、Apex Legendsのアリーナモード採用の「RAGE PARTY 2021 Autumn」に注目!
9月25日17時から、豪華タレントと人気配信者が集う「RAGE PARTY 2021 Autumn Apex Legendsアリーナチャレンジカップ」(以下、RAGE PARTY 2021 Autumn)が実施される。無観客オンラインでの開催(出演者、一部を除く出場選手はオフラインで参加予定)で、OPENREC.tv、YouTube、Twitch、ABEMAで配信予定。
RAGEは、CyberZ、エイベックス・エンタテイメント、テレビ朝日が運営する国内最大級のeスポーツイベント。RAGE PARTY 2021 Autumnは、そんなRAGEが芸能人からアーティスト、プロゲーマー、VTuberといった各業界の著名人を一堂に集めた、一夜限りのエンタメイベントだ。
今回は、人気バトルロイヤル「Apex Legends」のアリーナモードを採用。全8チームがBO3(2マッチ先取)のトーナメントを争い、決勝戦はBO5(3マッチ先取)での決戦となる。
なお本大会は、レノボのゲーミングパソコンブランド「LEGION」もスポンサードしており、大会会場では同ブランドのハイエンドゲーミングデスクトップ<Legion T750i>が採用されているとのこと。
今回は、CyberZの取締役 CSOであり、「RAGE」総合プロデューサーの大友真吾氏に、本イベントやLEGIONの魅力についてインタビューを実施した。
普段eスポーツ大会を観ない人にも楽しんでもらい、eスポーツのすそ野を広げたい
──まず、RAGE PARTY 2021 Autumnの開催のきっかけを教えてください。
大友 真吾氏(以下、大友氏):我々が取り組んでいるRAGEでは、累計25タイトル以上を採用して、日本一を決める大会などを実施してきました。RAGEは、コアなゲームをやり込んでいるプレイヤーさんからは好評をいただいておりますが、まだまだライトな視聴者の方にもRAGEを知っていただきたいというのがあり、ライトな視聴者の方でも楽しめるRAGE PARTYという企画を立ち上げました。
最近ではタレントさんや声優さん、芸人さんなども、Apex Legendsを始めとしたeスポーツタイトルをプレイされている方が増えてきたので、eスポーツをあまり知らない方でも気軽に楽しめる企画にしたいと考えています。
──今回、Apex Legendsのアリーナモードを採用した理由を教えてください。
大友氏:最近では、Apex Legendsを採用したeスポーツの興行発展のためのイベントが多数開催されています。その中でやはりバトルロイヤルモードが主流になっており、大会やイベントの数も多いです。
そこで、今回は一味違う楽しみ方ができるアリーナモードを選択しました。アリーナモードは、3対3で戦い、バトルロイヤルとは違う戦略性やチームでの協力が必要になってきます。大会配信の楽しみ方を広げる意味でも、一度チャレンジしてみたいなと思っていたので、アリーナモードにしました。
──今回、全8チームにしたのはなぜでしょうか。
大友氏:初めての取り組みということもあり、長時間の大会配信で疲れないような時間配分を考えて、8チームにしました。
──8チームの出場者をみるとかなり豪華ですね。出演者はどういった基準で採用されたのでしょうか。
大友氏:ベースには、Apex Legendsを普段からプレイしている方々というのはありますが、普段競技シーンを視聴しない方でも興味を持ってくれるようなタレントやインフルエンサーなど、バラエティに富んだ方々にお声がけしました。
LEGIONはゲーマー目線で快適さを考えてくれるブランド
ラインアップも豊富で初心者も選びやすい
──レノボ・ジャパンのデビット・ベネット社長も出場予定ですね。
大友氏:昨年開催した「RAGE × Legion Doujou Cup」にも出場いただき、MCのジャングルポケットさんとの掛け合いも好評でしたので、今回も楽しみにしています。また、今回デビット・ベネット社長はシソンヌの長谷川さんとバーチャルゴリラさんと出場されるので、どんな掛け合いになるのかも含めて楽しんでいただけると思います。
──確かに、RAGE × Legion Doujou Cupでの独特の掛け合いも楽しませていただきました。また、今回と同様バラエティに富んだメンバーで、私もこの大会でにじさんじを始めとしたVtuberの方の存在を知り、今では大ファンですから(笑)。
大友氏:それはよかったです。
──そもそもRAGEとLEGIONとの取り組みはどういった経緯で始まったのでしょうか。
大友氏:RAGE ASIA 2020のときからのお付き合いで、先述したRAGE × Legion Doujou Cupも、(視聴者を)競技シーンに繋げるためのスペシャルなイベントとして実施したのですが、おかげさまでかなり話題になりましたので、今回も引き続きサポートいただくことになりました。
──今回のイベントではどういったところでLEGIONのマシンが採用されているのでしょうか。
大友氏:今回は、無観客ではありますが、MCや出場者はオフラインで出場いただきます。出演者がApex Legendsをプレイするマシンは、すべてLEGIONのハイスペックマシンである<Legion T750i>を提供いただいております。
──大会やイベントで求められるパソコンのスペックについてはどうお考えでしょうか
大友氏:やはり、スペックが追い付かないと配信が不安定になるので、弊社のテクニカルチームには常にどういった構成であれば安定した配信ができるかを考えてもらっています。そういったコンテンツづくりでも、LEGIONさんのとのパートナーシップの取り組みの一環として、技術的な面で信頼しています。
──LEGIONというブランドについての印象はいかがですか?
大友氏:今回出演していただくデビット・ベネット社長がめちゃくちゃゲームを愛されていて、PCゲームのユーザー目線の視点をお持ちの方だと思っています。LEGIONも、ユーザー視線でゲーミングパソコンに何が必要かをしっかりと考えられているブランドだなと感じます。また、パソコンとしての性能が高いのはもちろん、ラインアップも豊富なので、コアなゲーマーだけでなくこれからPCゲームを始めたい方も選びやすいのではないでしょうか。
加えて、一味違う切り口でプロモーションをされており、ゲーミングパソコンブランドの中でも唯一無二の存在感があるなと思います。
──今回、OPENREC.tvだけでなくYouTube、Twitch、ABEMAでも配信されますが、複数の配信プラットフォームを採用されたのはなぜでしょうか?
大友氏:今回のイベントはeスポーツのすそ野を広げていくことに重きを置いているので、多くの視聴者の方の目に留まるように、複数の配信プラットフォームを採用することにしました。すそ野が十分に広がれば、今後は独占で配信するということも視野に入れていますが、まだそのフェーズではないかなと感じています。
RAGEをK1やRIZINのようなイベントに
RAGE発のスター選手を誕生させたい
──今後、RAGEはどのように発展させていきたいですか?
大友氏:お茶の間で、大晦日はK1やRIZINを観る、紅白を観るといったような視聴習慣ができるくらい、例えば「夏の大会・イベントといえばRAGE」といわれるようにしていきたいですね。eスポーツの一番楽しいイベントとして、RAGEという言葉を覚えてもらえたらいいなと思っています。
RAGE立ち上げのときから、RAGE発の新しいスター選手を登場させたいというのは常々考えています。RAGEに出場して活躍すると、その先のシーンでも活躍できるような、eスポーツプレイヤーの登竜門的なイベントにしていきたいです。
また、メジャーなタレントも色々なeスポーツのゲームを配信することが増え、配信の中でもeスポーツタイトルの割合がかなり増えました。なので、普段はゲームをプレイしない人も、eスポーツタイトルの配信を観る機会が増えていると思っています。そんな方々が、視聴しているタレントが出場するイベントや大会を通じて、その先にある日本一を決める大会などにも興味を持ってくれるかどうかが、この先のeスポーツの発展に大きく影響していくのではないかと考えているので、今後もRAGE PARTY 2021 Autumnのようなイベントも定期的にやっていきたいですね。
──現在はオフラインのイベントができない状況のため、オンラインが主流になってきていますが、オフラインのメリットとデメリットがあれば教えてください。
大友氏:やはりオフラインでは会場でのお客さんの歓声やどよめきもコンテンツの魅力の1つだと思っているので、それが感じられないですし、選手にそういった応援や歓声が届かないのも、デメリットかなと思っています。
また、参加いただいている企業さんも、ユーザーさんの声を生で聞ける機会なので、それがないのも残念なのではないでしょうか。
ただ、もちろんプラスの面もありまして、無料で誰でも参加できるオープン型の大会を開催した際に、参加していただく母数もエリアもかなり増えました。やはり、東京でのオフライン大会になると、北海道や九州の方が気軽に参加するのは難しくなりますので。
──以前RAGEの会場に取材に行った際に、G2 Esportsが来日していてかなり驚いたことがありました。今後はオフラインでそういった企画も期待してもいいのでしょうか。
大友氏:そうですね。G2 Esportsもそうですが、その後の大会で「リーグ・オブ・レジェンド」のFaker選手をゲストにお呼びして、チケット有料制でイベントを実施したのですが、瞬く間に完売したので、格闘技イベントのように話題になるようなマッチメイクはやっていきたいなと思っています。
また、こんな状況下なので中止になってしまいましたが、オリンピックイヤーに合わせて、世界の強豪チームをお呼びして、日本のチームと戦ってもらい、RAGEで世界一を決める大会も企画していました。なので、リアルなイベントができるようになったタイミングでは、また大きく仕掛けていきたいなと思っています。
──最後に、RAGE PARTY 2021 Autumnに興味がある読者にコメントをお願いします。
大友氏:RAGE PARTY 2021 Autumnは、ゲームをそこまでやっていない方でも存分に楽しめる構成になっています。出場選手もとても豪華になっているので、eスポーツの大会を観たことない人にもぜひご覧になってほしいですし、そこから生まれるドラマや展開にも、注目してほしいです。
またイベント開催を記念して、Amazon.co.jp内にRAGE PARTYの特設ストアをオープンします。LEGIONを始めとしたメーカーの人気製品がオトクに購入できるクーポンコードも用意していますので、LEGIONのゲーミングパソコンってこんなラインアップがあるんだ、ゲーミングデバイスってこんなに豊富なんだというのも知ってほしいです。
──ありがとうございました。
RAGE PARTY 2021 Autumnは、大友氏が語ってくれたように、普段ゲームをプレイしない人でも存分に楽しめるイベントになっている。豪華な出場者に加え、そういった人たちと同じ目線でMCとして盛り上げてくれるジャングルポケットさんに加え、Apex Legendsに詳しくない方にもわかるように、Apex Legendsのプロリーグでの実況・解説経験があるZETA DIVISION所属のすでたき選手が、本イベントでも解説として出演する。
Apex Legendsが好きな人はもちろん、あまりゲームはプレイしないけど気になる出演者がいるという人は、ぜひRAGE PARTY 2021 Autumnをチェックしてみてほしい。
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