ビジネスシーンで威力を発揮するアスペクト比3:2の14型ディスプレイ
テレワークの影響もあって自宅でPCを使って仕事をする機会が増えているが、そこで注目されているのが在宅ワークでもモバイルでも使いやすい14型のノートPCだ。従来の一般的な13.3型のモバイルノートPCよりひとまわり大きな画面で表示が見やすいにもかかわらず、狭額縁設計のおかげで本体サイズや質量などはあまり変わらないため、たまに出社したり出先で作業する場合も持ち運びやすいと人気を集めている。
なかでもレッツノートFVシリーズはアスペクト比(画面比率)が3:2のQHD(2160×1440ドット)液晶パネルを採用しており、一般的なノートPCの16:9のディスプレイに比べて縦方向の情報量が多くなっている。そのためブラウジングやOfficeアプリを使う場合も一覧性が高くなり、縦にスクロールする頻度が減って生産効率がアップする。
どのくらい異なるかは、実際に16:9の画面と比べてみるのが手っ取り早いだろう。そこで、今回は比率が3:2のFVシリーズと、16:9のLXシリーズで同じWebページやExcelのシートを表示させて比べてみた。
写真を見比べると、FVシリーズの場合、Webページではより多くのコンテンツが、Excelシートでは表の下にあるグラフの大部分が表示され、スクロールしなくてもページや書類の全体像を把握しやすいのが分かるはずだ。
ちなみにWindows 11には、開いている複数のウィンドウをタイル状に整理して並べてくれる「スナップレイアウト」機能が新たに搭載されている。そこで、この機能を使ったときに画面比率の差がどう影響してくるかチェックするため、FVシリーズのディスプレイと画面比率16:9の外付けフルHDディスプレイでも比較してみた。
見比べてみると分かるが、FVシリーズではそれぞれのウィンドウの情報量がグッと増えており、小さく配置されたウィンドウの表示も見やすくなっている。
このほかWindows 11にはウィジェット機能も新たに搭載されているが、その見やすさも比較してみた。16:9ではタスクバーに隠れてしまうコンテンツも、FVシリーズでは多くの部分が表示されてスクロールせずとも内容を把握することが可能だった。ウィジェット機能は、ニュースのヘッドラインなどのちょっとした情報の確認に便利だが、縦の情報量の多さによって使い勝手が大きく変わることが分かるはずだ。