4つのファンで強力に冷却、薄くよりカッコよくなった本体にも注目
ゲーマーのための進化を遂げ続けるゲーミングノートPC最高峰の17.3型「New Alienware x17」は、筐体も性能もテクノロジーもスゴイ (4/5)
2021年09月29日 11時00分更新
基本性能はかなり高い!
ゲームだけでなくクリエイティブ作業にも使える
では、気になる性能についてチェックしていこう。今回の試用機は、「New Alienware x17 プレミアム」。主なスペックは、インテル® Core™ i7-11800H、GeForce RTX 3070、32GBメモリー、512GB SSD(NVMe対応)という構成。加えて、オプションで4K&120Hzディスプレーに変更したものとなる。
まずは、マシンの総合性能がチェックできる「PCMark 10」を計測。結果は、総合スコアが6753になった。詳細をみていくと、アプリケーション起動やウェブブラウザーの快適さを示す「Essentials」が9408、WordやExcelといったビジネス系アプリケーションの動作速度を示す「Productivity」が8583、画像・動画の編集や3Dグラフィックス処理を示す「Digital Content Creation」が10349だった。
いずれも高いスコアだが、目を見張るのがDigital Content Creationで、1万を超えるスコアを叩き出している。普段使いはもちろん、クリエイティブな作業も快適にこなせるパワーをもっているのがわかる。
CPU性能は「CINEBENCH R23」でチェック。結果は、マルチコアが13103pts、シングルコアが1424ptsとなった。ゲームで重要なシングルコアはもちろん、ゲーム実況配信や動画編集などでも重要になってくるマルチコアのスコアも高い。CPU性能においては、ゲームプレイやクリエイティブ作業もしっかり快適にこなせる性能を持っていると言っていいだろう。
続いて、「CrystalDiskMark」でストレージ速度を計測したところ、シーケンシャルリードで3422.19MB/秒という結果に。ゲームプレイにおいては、ロード時間やマップの読み込みなどではまったくストレスを感じずに遊べる速さだ。なお、ストレージは購入時にカスタマイズすることも可能で、最大4TB(2TB×2) SSDまで選択できる。複数の大作ゲームを消さずにダウンロードしておきたい、ゲームプレイ動画を録画しておきたいという人は、容量を追加するといいだろう。
3Dグラフィックス性能をチェックできる「3DMark」は、「Time Spy」が9615、「Time Spy Extreme」が5108、「Fire Strike」が20255、「Fire Strike Ultra」が6738、「Port Royal」が6280という結果になった。4K解像度によるテストのTime Spy ExtremeやFire Strike Ultraでもしっかりと5000以上のスコアを記録しており、グラフィックス性能も高いことがわかる。加えて、Port Royalでもしっかりとしたスコアになっているので、レイトレーシングをオンにした状態でのゲームプレイも視野に入るだろう。
高解像度や高リフレッシュレート、レイトレオンでどこまで遊べるかチェック
では、ゲームプレイ時の性能もチェックしていこう。まずは定番の「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」から。こちらは、高品質、フルスクリーンという設定で、解像度をフルHD、WQHD、4Kに変更しつつ計測した。結果はフルHDが10061(とても快適)、WQHDが7797(快適)、4Kが4660(やや快適)になった。また、4Kでカスタム設定のDLSSをオンにしたところ、6709(快適)までスコアは上がった。
負荷が高い最新ゲームの指標として丁度いい「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」では、フルHDとWQHDでは快適に遊べて、4Kは設定次第といった感じだった。また、DLSSが使用できるタイトルに関しては、4Kでも高い設定で快適にプレイできるかもしれない。