PCや周辺機器の最もメジャーな色といえばブラックだが、ここ最近はホワイトやピンクなど、より明るめのカラーを基調にした製品がじわじわと増えてきている。RGB LEDを活用する製品のトレンド化や、映像配信・LANパーティーといったPCを“魅せる”機会の増加に伴い、個性的なPC環境を構築したいというニーズが増していることがひとつの要因だろう。特にホワイトカラーはクセがないために取り入れやすく、最近ではPCパーツはもちろん、周辺機器までホワイト一色で揃えるようなことも難しくなくなってきた。
ASUSが9月3日に販売開始したゲーミングデバイス製品群「MOONLIGHT WHITE」も、そんなトレンドを強く意識したものだ。ASUSはPCパーツの分野でも既存製品のバリエーションとなる「WHITE EDITION」モデルを販売するなど、こうしたカラバリ製品に積極的なことで知られる。いずれもゲーマーには人気の「ROG」ブランド製品ということもあって、注目を集めそうだ。
この記事では、今回登場した「MOONLIGHT WHITE」の全4製品のサンプル機を用意し、それぞれの外観や特徴をチェックしてみた。購入を検討しているユーザーの参考になれば幸いだ。
ゲーマー向けROGブランドのカラバリ製品
現在のところ、「MOONLIGHT WHITE」の製品ラインアップはキーボード、マウス、ヘッドセット、イヤフォンの4製品。いずれも元となる製品は発売済みで、デザインはそのまま、本体カラーのみをホワイト基調に変更したモデルだ。ヘッドセットとイヤフォンを好みで選択すれば、周辺機器を「MOONLIGHT WHITE」で揃えることが可能になっている。「WHITE EDITION」の自作PCパーツを使って組み上げたPCとあわせ、真っ白なPC環境を実現するのも面白いだろう。
■ROG Strix Scope NX TKL MOONLIGHT WHITE
実売価格1万6000円前後
「ROG Strix Scope NX TKL MOONLIGHT WHITE」は、テンキーレスタイプのコンパクトなメカニカルキーボード。日本語配列だが幅広のスペースキーとCtrlキーを搭載するなど、ゲーム向けの配列を採用するのが大きな特徴だ。キースイッチはASUS ROG独自の「ROG NX RED」スイッチで、バックライトはAura SyncによるRGBライティングカラー・パターンの変更が可能となっている。
■ROG Strix Impact II MOONLIGHT WHITE
実売価格5000円前後
「ROG Strix Impact II MOONLIGHT WHITE」は、重量79g(ケーブル除く)の軽さが特徴のゲーミングマウス。サイドボタンは左側面に2つ搭載し、ボタン部分以外は左右対称型のデザインを採用しているFPSやMOBA向きの製品だ。センサーは光学式で、解像度は200~6200DPI、レポートレートは1000Hz。なお、DPIの変更スイッチはマウス底面に配置されている。
■ROG Strix Go Core MOONLIGHT WHITE
実売価格1万円前後
「ROG Strix Go Core MOONLIGHT WHITE」は、PCやMacはもちろん、スマートフォン、PlayStation 5、Xbox One、Nintendo Switchなど様々なプラットフォームで使用できるゲーミングヘッドセットだ。40mmのASUS Essenceドライバーを採用し、周波数帯域は20Hz~40kHz、インピーダンスは32オーム。単一指向性のブームマイクは取り外し式で、周波数帯域は100Hz~10kHz、感度は-45dB。接続は3.5mmステレオミニプラグで、付属品としてオーディオ/マイクのスプリッターケーブルが用意される。
■ROG Cetra II Core MOONLIGHT WHITE
実売価格8000円前後
「ROG Cetra II Core MOONLIGHT WHITE」は、アルミ製ハウジングを採用する外観が印象的なインイヤー型ゲーミングイヤフォン。搭載する9.4mmのASUS Essenceドライバー部には液状シリコンゴム(LSR)素材を使用しており、周波数帯域は20Hz~40kHz、インピーダンスは32オーム。インラインコントロールでは音量アップ/ダウンや再生/一時停止の操作が可能で、無指向性のマイクも利用可能。持ち運びに便利なトラベルケースが付属するほか、複数サイズのイヤーフィンとイヤーチップ、フォームイヤーチップが付属する。接続は3.5mmステレオミニプラグのため、PCやゲーム機、スマートフォンなどで利用可能だ。