パルコ、ウェルネス領域の新規事業として医療モールの開発・運営事業へ参入
パルコ、ウェルネス領域の新規事業として医療モールの開発・運営事業へ参入
2021年09月08日 17時00分更新
パルコは2021年8月26日、ウェルネス領域の新規事業として医療モールの開発・運営事業へ参入し、医療から物販・サービスをシームレスに提供する医療ウェルネスモール「Welpa(ウェルパ)」の開業を発表した。1号拠点は心斎橋PARCOの10階に2021年11月オープン予定。
Welpaでは、検診・検査などの予防・未病対策・美容医療などから、日常的なセルフケアに役立つ商品やサービスまで提案する。また、クリニックの待合いスペースとして、ラウンジを用意。健康課題に関するギャラリー展示やウェルビーイングテーマでのトークセッションなどを開催する。平日夜や土日も一部営業する。
そのほか、クリニックの予約や、受診受付後の待合い呼出し機能などをスマホで提供。将来的には、ヘルスデータや生活習慣などの情報を元に、サービスや商品をパーソナライズ提案できる機能の実装を目指すという。
当事業は、既存PARCO出店企業・スタートアップ企業と提携して開発を行なうオープンイノベーション型の合同事業。事業パートナーとして、医療分野の専門家であるスマートメディカル、デジタル技術を活用しヘルスケアオートメーション事業を展開するドリコス、また、社会課題・健康課題に取組む協業パートナーとして、ブランディングディレクターに辻愛沙子氏、ラウンジ運営パートナーにfermata(フェルマータ)を迎え、新たな価値創造を目指して事業展開していくという。
スマートメディカルは、ウェルネス事業でパルコと業務提携し、医療マーケティング・医療施設誘致を担う。 「持続可能な医療環境の創造」を理念に、医療事業の企画・開発を行う。医療マーケティング・医師のキャリアサポートなどの医療コンサル業のほか、医療モールの企画・運営・管理を首都圏中心に多数手がけている。
ドリコスは、ウェルネス事業でパルコと資本業務提携し、共同でサービス開発・運営を担う。 “快いを彩る”を会社ビジョンに掲げ、デジタル技術を活用し、利用者一人ひとりに対して不足した栄養素を自動で推測・計算し、配分・抽出も行うオーダーメイドサプリメントサービスなどのヘルスケアオートメーション事業を行っている。
辻 愛沙子氏は、arcaのCEO/クリエイティブディレクターであり、「Welpa」ブランドディレクター。社会派クリエイティブを掲げ、「思想と社会性のある事業作り」と「世界観に拘る作品作り」の2つを軸として広告から商品プロデュースまで領域を問わず手がける越境クリエイター。2019年春、女性のエンパワメントやヘルスケアをテーマとした「Ladyknows」プロジェクトを発足。2019年秋より報道番組 「news zero」にて水曜パートナーとしてレギュラー出演し、作り手と発信者の両軸で社会課題へのアプローチに挑戦している。
ラウンジ運営パートナーとして参画するfermata は、「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」をビジョンに掲げ、ECサイトの運営や「NEW STAND TOKYO」(東京都港区)における実店舗展開及び企業支援等、未だタブー視される傾向にある「女性のウェルネス」課題を解決・支援する事業を行っている。日本、そして世界のフェムテック市場の拡大を加速させ、女性だけではなく皆が生きやすい世界の実現を目標としている。