新「ナノイー X」の効果とは
この改良によって、「ナノイー」に比べておよそ100倍(48兆個/秒)にまで増加したOHラジカルの生成量を実現した。具体的な効果として、同社では、スギ花粉の抑制時間と加齢臭の脱臭時間が8分の1(「ナノイー X」比)に、カビ菌の抑制時間は4分の1(「ナノイー」比)にまで短縮されると説明している(※4)。
さらにスギ花粉を用いた実験では、抑制時間が短くなっただけでなく、花粉の外側に付着しているアレルゲン(Cryj1)だけでなく、内部の細胞質に含まれているアレルゲン(Cryj2)まで分解する効果も認められたとする。
新型コロナウイルスの影響もあり、“空質”や、公衆衛生に対する意識が高まっている。今回発表された新「ナノイー X」の技術を搭載する第一弾製品として、すでに9月下旬に空気清浄機「F-VXU90」が発売されることが明かされているが、今後の展開にも注目したい。