Roborock S7+
16万9800円
9月3日発売予定
Beijing Roborock Technology Co.,Ltd
https://www.roborock.jp/products/s7/
Beijing Roborock Technologyが8月30日、新型ロボット掃除機「Roborock S7」「Roborock S7+」を発表。吸う・拭くが同時にできる2in1タイプで、水ぶき性能が従来比4倍になりました。
Roborockは2014年設立のロボット掃除機ベンチャー。展開するほとんどのモデルが水ぶき機能を備えた2in1タイプで、ごみ捨ての手間を減らす自動ゴミ収集ドック付きモデルも展開しています。
新製品は水ぶき性能を強化したモデル。
新たに毎分最大3000回のモップ高速振動機能を搭載し、モップの荷重を従来比2倍の600gに強化しています(Roborock S6 MaxV比)。さらに超音波センサーを新搭載し、カーペットを認識して自動的にモップを5mmリフトアップする機能も搭載。カーペットをぬらすことなく水ぶき掃除ができるようになっています。
水ぶきだけをする新モード「水ぶき強力モード」も搭載。通常よりも念入りに往復をくりかえし、丹念に床をみがきあげます。
吸引力はRoborockシリーズの中では最強クラスの2500Pa。レーザーセンサーによる正確なマッピングが可能で、2〜3階建ての家でも複数のフロアを保存可能。メインブラシは毛のからみにくいラバー製。バッテリー容量は5200mAh、最長180分駆動なので1回の掃除で充電切れになる心配はあまりなさそう。ダストボックスは470mlです。
また、ロボット掃除機としては珍しくチャイルドロック付きで、本体ボタンを3秒長押しすると子どもやペットがボタンを押しても反応しなくなります。地味ですがありがたい機能です。子どもはボタンがあると押したがる生き物なので……(経験者)。
今回の最上位モデルRoborock S7+は、スマート自動ゴミ収集ドックつき。掃除終了後、ドックが本体のダストボックスから自動的にゴミを吸いあげ、最大60日分のゴミを集められるので、ゴミ捨ての手間が省けます。吸い上げ時は爆音といえるほどの騒音を出しますが、アプリからゴミ収集をしない時間帯の設定が可能になっています。
ドックは「紙パック」と「サイクロン」の2wayで使えるようになっていて、サイクロン式はパーツの水洗いが可能。紙パック代がかかりません。ただしガラスのケースごしにゴミが丸見えになってしまうので、見た目的にはあまりよくありません。
ドックの排気部はH13 HEPAフィルターを採用。ゴミを吸いあげるとき、ゴミに含まれる微粒子が室内に放出されてしまうのを防ぎます。フィルターは水洗い可能で、交換目安は約1年です。
なお、看板モデルだったRoborock S6 MaxVと違い、レーザーセンサーと2眼カメラセンサーを使った障害物認識機能は搭載しません。未来感が薄くなり、現実的に便利なモデルになった印象です。
いまロボット掃除機業界では、2in1モデルがじわじわ浸透中。通常のロボット掃除機と拭き掃除ロボットを別々に買うコストと天秤にかけて2in1を選ぶ人が増えていると聞きます。今回のように水ぶき強化モデルが増えると、拭き掃除専用機は立場が危うくなるかもしれません。
とはいえ消費者にとってはいい競争。フローリングをピカピカにしておきたい人にとってRoborock S7はいい選択肢と言えそうです。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。4歳児と0歳児の保護者です。Facebookでおたより募集中。
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