このページの本文へ

ASCII Power Review ― 第138回

レノボ「Yoga Tab 13」実機レビュー = モバイルディスプレーになる大画面Androidタブレットは超便利だった-倶楽部情報局

2021年08月23日 18時00分更新

文● ASCII倶楽部編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 アスキーの会員サービスASCII倶楽部では、会員の方だけが読めるさまざまな連載や特集が毎日更新中。

 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「レノボ「Yoga Tab 13」実機レビュー = モバイルディスプレーになる大画面Androidタブレットは超便利だった」を紹介します。


 レノボは13型2K(2160×1350ドット)ディスプレーを搭載したAndroidタブレット「Lenovo Yoga Tab 13」を販売開始した。

 本製品はDolby Vision対応ディスプレー、Dolby Atmos対応4スピーカー、そして高性能なプロセッサー「Snapdragon 870」を搭載。このほかにもmicroHDMI入力端子、キックスタンドを装備し、ペン入力に対応するなど機能も非常に充実。それでいて参考価格は8万7780円と高コスパの魅力的なモデルなのである。

レノボ・ジャパン「Lenovo Yoga Tab 13」参考価格8万7780円

スペックは充実
メモリーカードスロット非搭載は残念

 「Lenovo Yoga Tab 13」はOSに「Android 11」、SoCに「Snapdragon 870」を採用。メモリー(RAM)は8GB、ストレージ(ROM)は128GBを搭載している。ただし、microSDメモリーカードスロットは搭載しておらず、ストレージを増量できない。

 ディスプレーは13型2K液晶(2160×1350ドット、196ppi、16:10、輝度400cd/平方m、色域sRGB 100%、グレア、Dolby Vision対応、10点マルチタッチ対応、ペン対応)。前述のとおりにmicroHDMI入力端子を備えており、バッテリーを内蔵したモバイルディスプレーとして利用できる。

 映像だけでなくサウンド機能にも注力。Dolby Atmosに対応した4つのJBLスピーカーを内蔵。ライブ映像、ポッドキャスト、ビデオなどコンテンツに応じたオーディオチューニングが施されているという。

 インターフェースはUSB 3.1 Gen2 Type-C(OTG機能、オーディオ出力、DisplayPort1.4出力対応)、microHDMI(HDCP 1.4対応)を搭載。ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.2をサポートする。

 本体サイズは293.4×204×6.2~24.9mm、重量は約830g。10000mAhのリチウムイオンポリマーバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間は約12時間とされている。本体カラーはシャドーブラック一色。キックスタンドのヒンジ側が大きく膨らんだフォルム、背面の1/2以上を覆う布面が独特なデザインだ。

本体前面。13型2K液晶(2160×1350ドット、196ppi、16:10、輝度400cd/平方m、色域sRGB 100%、グレア、Dolby Vision対応、10点マルチタッチ対応、ペン対応)

本体背面。上には布が貼られていて触り心地がいい。下のキックスタンドは180度開く。キックスタンドのゴムは断面が「C型」となっており取り外し可能だ

本体上面にはマイク×2、スピーカー×2、本体下面にはスピーカー×2が内蔵されている

右側面にはマイク、ボリュームボタン、電源ボタン、USB 3.1 Gen2 Type-C、左側面にはmicroHDMI端子が配置されている

パッケージには、本体、ACアダプター(30W)、USB Type-C to USB Type-Cケーブル(充電用)、USB Type-C to 3.5mmオーディオジャック変換ケーブル、microHDMI to HDMI変換ケーブル、説明書類が同梱されている

本体の実測重量はカタログスペックとまったく同じで830g

自分のタイミングで画面の縦横表示を切り替えられる
「スマートローテーション」

 本製品のデザイン上の最大のアクセントはキックスタンド。このキックスタンドは180度まで展開可能で、タブレット、スタンド、チルト、ハングなどの4つのスタイルで利用できる。ユニークなスタイルが「ハング」で、なにか突起などがあれば手軽にぶら下げられる。キッチンの取っ手などにぶら下げて、料理レシピなどを表示すれば調理がほかどおりそうだ。

 ソフトウェア面で気に入ったのが「スマートローテーション」機能だ。

 「自動回転」をオフ、「スマートローテーション」をオンに設定しておくと、本機の縦横を持ち替えると、画面の隅に縦横表示を切り替えるアイコンが数秒表示される。筆者は床に寝転がりながら、仰向けになったり、横向きになったりしつつ漫画を読むことがよくある。姿勢を変えたときに、自分のタイミングで画面の縦横表示を切り替えられるのは便利だ。

左上がタブレット、右上がスタンド、左下がチルト、右下がハングスタイル。キックスタンドの根本が大きく膨らんだ独特の形状だが、適度な厚みが意外と持ちやすい

「自動回転」をオフにしていても、「スマートローテーション」をオンにしておけば……

ボディーの縦横を持ち替えると、画面の隅に縦横表示を切り替えるアイコンが数秒表示される

1発接続のモバイルディスプレーが超便利
表示性能も測定してみた

 最も重宝したのはモバイルディスプレーとしての機能。USB Type-Cケーブル1本でノートPCと接続できるモバイルディスプレーはすでに持っているが、microとはいえHDMI経由のほうが接続する機器を選ばない。

 また大容量バッテリーを内蔵しているので、ノートPCと接続した際にそちらのバッテリーを消費しないで済む。なによりLenovo Yoga Tab 13を将来的にAndroidタブレットとして使わなくなったとしても、モバイルディスプレーとして余生を送らせられる。末永く使えそうだ。

 なお、Windows環境でカラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で色域を実測したところ、sRGBカバー率99.4%、AdobeRGBカバー率77%、DCI-P3カバー率76.7%という広色域を確認できた。

 グレア(光沢)ディスプレーなので映り込みは気になるが、400cd/平方mと高輝度なので、画像、映像を鮮やかに、階調豊かに表示可能だ。

microHDMI to HDMI変換ケーブルでノートPCと接続すればすぐ使える。Lenovo Yoga Tab 13側での操作は必要ない

画面をタップすると、明るさと画面比率を変更可能

実測したsRGBカバー率は99.4%、sRGB比は104.1%

400cd/平方mと高輝度で、グレア(光沢)仕様なので、鮮やかに、階調豊かに画像や映像を表示できる


 続きは「レノボ「Yoga Tab 13」実機レビュー = モバイルディスプレーになる大画面Androidタブレットは超便利だった」でお楽しみください。

 なお、こちらの記事の続きを読めるのはASCII倶楽部会員の方限定です。

 ASCII倶楽部には、今回紹介した記事だけでなく、PCやスマホ、カメラ、テレビ、オーディオなどの会員だけが読める連載が更新されております! さらに、週刊アスキー 電子版の最新号から過去4年ぶん以上のバックナンバーが読み放題となっております。

会員制読み放題サービス
ASCII倶楽部(アスキークラブ)

■利用料金
月額 税込1080円
※毎月1日~末日までの利用料金として

■支払方法等
●クレジットカード
* VISAカード/MasterCard/アメリカン・エキスプレスカード/JCBカード
●auかんたん決済
●ドコモケータイ払い
●Amazon アカウント
※auかんたん決済、ドコモケータイ払いを選択された方は、3日間無料キャンペーンをご利用いただけません。 ※ご利用になる決済機関によって決済時期及び決済方法が異なります。
それぞれの決済機関が定める利用規約等をご確認ください。

■提供時期
月額利用料金の支払い後、すぐに利用可能。

■推奨環境 <端末・ブラウザ>
【PC】
・OS
Windows 7 以上 , Mac OS X 10.10以上
・ブラウザ
(Windows)Internet Explorer 11※Edgeは除く , Google Chrome最新版 , Firefox最新版
(Mac)Safari最新版

【スマートフォン】
・OS
iOS 8 以上 , Android 4.x以上
・ブラウザ
(iOS)Safari
(Android)Google Chrome

URL ASCII倶楽部

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

  • 週刊アスキー No.1523(2024年12月24日発行)

バックナンバー

  • 週刊アスキー No.1522(2024年12月17日発行)

  • 週刊アスキー No.1521(2024年12月10日発行)

  • 週刊アスキー No.1520(2024年12月3日発行)

  • 週刊アスキー No.1519(2024年11月26日発行)

  • 週刊アスキー No.1518(2024年11月19日発行)

注目ニュース

ASCII倶楽部の最新記事