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ソニー、テレワークも視野に入れたネック型スピーカー「SRS-NB10」

2021年07月07日 13時00分更新

文● ASCII

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 ソニーは7月7日、ワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」を発表した。発売は7月30日。店頭での販売価格は1万5000円前後になる見込み。

 ネックスピーカーの市場は2017年以降、新しい商品カテゴリーとして拡大している。主な用途はテレビ視聴、家事などのながら鑑賞だが、昨年来、テレワークのニーズも拡大している。耳をふさがない方式のため、周囲の音を聴きながらウェブ会議ができる。長時間着用しても負担にならない軽量性などに配慮した新製品を開発した。

従来品よりコンパクトになった本体。

 特徴は、(1)クリアなサウンドと高品質なマイク、(2)装着性・接続性、(3)ユーザービリティの3点。斜め前向きに配置した左右のフルレンジスピーカーに加え、背面にパッシブラジエーターを搭載。小型サイズでも感度よく再生できるという。また、右側にデュアルマイクを装備し、通話の途切れにくさにも配慮。ウェブ会議で発生しやすいノイズやループを抑制し、相手の声が聞きやすい点もポイントだという。

色は2色が選べる。

 オンライン会議での使い勝手を配慮して、マイクミュートボタン、音量ボタン・再生/通話ボタンを物理的に用意している点も特徴だ。ウェブ会議中に少しだけ離席する際などには、手元操作で簡単にマイクをオフにできる。この際、消音を知らせる通知音が7秒間隔で鳴り、耳でミュート状態であると気付ける点も便利だ。

マイクミュートボタンが先端についている。装着時に目で見ることは難しいが、手触りで簡単に見つけられる。

ビームフォーミング対応のマイク

 本体は約113gの軽量設計で、重さを全体に分散する形状にして疲れにくくなっている。

 充電はUSB Type-C経由で連続約20時間、10分の充電で60分の連続使用できる急速充電も可能だ。また、キッチンなどで使用することを想定してIPX4対応の生活防水にも対応する。洗いもので濡れた手でもスイッチの操作ができる点は便利だ。

 専用送信機を用いるSRS-WS1とは異なり、Bluetooth接続になるため、スマホとの連携も可能。最大8台のマルチペアリング、2台のマルチポイント接続が可能。1台を音楽再生、もう1台を通話用に使い分けもできる。BluetoothコーデックはSBCとAACに対応。

 2017年発売の「SRS-WS1」は併売。映画やテレビをより迫力ある音響で、低遅延に楽しみたい人をターゲットにする。一方、SRS-NB10は家庭内でのながら使いを重視し、家事やテレワークなどをこなしながら長時間利用するシーンを想定している。オンライン会議の時間が増える中、イヤホン装着で耳に負担が掛かる、周囲の音が聞こえない、通話中の相手の声が部屋中に響くといった不満点を解決できる。

 カラーはチャコールグレーとホワイトの2色展開となっている。

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