熱中症対策に不可欠な水分摂取、平均摂取量は推奨値以下
例年、梅雨が明けると一気に気温が高くなる日本。意識したいのが「熱中症対策」だ。
日本コカ・コーラの清涼飲料水ブランド「アクエリアス」では、熱中症対策に欠かせない「水分補給」を呼び掛ける啓発活動を行なっているが、それに伴う調査で、高齢者の76.0%、子どもの65.7%が、熱中症とは気づかずに熱中症になった経験を持つことが明らかになった(調査内容は後述)。
総務省消防庁が公表している「熱中症による救急搬送者の内訳(平成25年〜平成30年合計)」によれば、熱中症発生場所の約4割は、住居(敷地内すべての場所を含む)であるという。
現在、新型コロナウイルスによる感染症の影響で、在宅時間が従来よりも長くなっている。同社は、「室内熱中症」や高温多湿の環境下でマスクを着用することで発症しやすくなる「マスク熱中症」の危険性が高まっていることを懸念している。
そこで同社の「アクエリアス」は、小学校1年生〜高校3年生の子どもを持つ保護者516人と、65歳〜75 歳の高齢者208人を対象に、「水分補給や熱中症に関する実態調査」を実施した。その結果、調査対象者の水分摂取量の平均は、1日に必要な水分摂取量に満たないことが明らかになった。