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美麗なディスプレーにしっかり使える性能、便利な機能もチェック

テレワークのお供から動画やゲームなどエンタメにも最適な、11.5型Androidタブレット<LAVIE T1195/BAS>

2021年06月25日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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使うと便利な機能をチェック

 OSはAndroid 10。独自アプリや設定項目は控えめで、そのまま使用するのはもちろん、Androidに慣れているのであれば、環境のカスタムもしやすい。ということで、便利そうな機能をいくつか見ていこう。

ホーム画面

 「プロダクティビティモード」は、WindowsやmacOSのようにアプリをウィンドウ単位で使用できるというもの。複数のアプリを表示することもでき、参考資料を見ながら、Google docsで文書作成といったことも可能。マウスやキーボードでの操作向けとなるが、タッチ操作でも動作するため、動画を見ながらTwitterを使用したいときなどにもちょうどいい。

 また「プロダクティビティモード」に対応するアプリは意外と多く、カメラやゲーム以外はまず動作対象になる。また非対応である場合はメッセージが表示されるため、把握もしやすい。

設定とChromeを「プロダクティビティモード」で表示してみたところ。ウィンドウ上部、×ボタンの左側にあるのが「プロダクティビティモード」への切替ボタンだ

初回設定時にはガイドが表示されるので、初心者でもわかりやすい

 「プロダクティビティモード」をオンにすると、アプリ起動時点で自動的に適用される。切替は設定かアプリの上部、もしくはステータスパネルからだ。

ステータスパネルにも「プロダクティビティモード」のボタンがある

 家族や子供用に<LAVIE T1195/BAS>を用意したい人向けの機能としては、使用制限機能がある。Digital Wellbingツールと保護者による使用制限が該当し、使用できる時間設定などが可能だ。これもさっぱりした設定項目で分かりやすいのが特徴といえる。

設定画面

 映像とDolby Atmosをチェックしてみると、映像向けにはAMOLED広色域、DCI-P3、sRGBの3つのカラーモードがあり、作成した写真や色が多めのスライドの見え方を、一般的なsRGBではどう見えるのかといったチェックもしやすい。また色温度も設定でき、これは標準、暖かい、冷たいの3パターンから選べる。

カラーモードの切り替えが可能

Dolby Atmosの設定は、プリセットかカスタムプリセットを選ぶだけ

軽い作業やゲームもできる性能

 <LAVIE T1195/BAS>はAndroid 10を採用し、SoCはSnapdragon 730Gを搭載する。Snapdragon 730Gはゲーミングスマホ向けに開発され、グラフィック性能が高めに設計されたものだが、グラフィック性能はゲームのみならず、動画再生やアプリケーション機能でも重要になるため、無難な選択といえる。またメモリー6GB、ストレージ容量128GB。ストレージは高速なUFSを採用しており、データの読み出しやアプリの起動などを快適な速度に引き上げている。

3DMark Sling Shotプリセットの結果。カジュアルなゲームのほとんどは問題なく動作するスコア。ちなみに『ウマ娘』も問題なく動作した

PCMark Work 3.0プリセット。これも十分なスコアでビジネス用途にもしっかり応えてくれる

AndroBenchでストレージ性能を見たもの。これも十分な性能だ

 別売りのデジタルペンの挙動はどうだろうか。<LAVIE T1195/BAS>には、Bamboo Paperがプリインストールされており、メモやイラスト作成に使用できる。以下のスクリーンショットがテスト時のものだ。追従性はやや遅めなのだが、文字を書いたり、アノテーションをする分に問題はなかった。すばやく円を描くといった場合には、慣れが必要になるだろう。なおホバーは10~12mmほどとなっている。

別売りのデジタルペン

Bamboo Paperでのテスト画面。ちょっとしたイラストを描く、とりあえずメモを取るといった使い方ならばちょうどいい

テレワークからエンタメまでOK!

 <LAVIE T1195/BAS>は有機ELパネルの印象が強烈であるため、エンタメ向けと思いがちだが、Snapdragon 730Gを搭載し、「プロダクティビティモード」を用意したことで、作業性も高く、仕事中はサブモニター的に使用し、仕事が終わったら動画やゲームを楽しむといった使い方ができる。

 別売りのアクセサリーによって機能拡張もできるため、自分の使い方に合った環境の組み立てやすさも魅力だ。また、同じAndroid 10を搭載し、2000×1200ドットのIPSディスプレーや防塵/生活防水「IP5X/IOX2」対応の別モデル<LAVIE T1175/BAS>もラインアップしているので、こちらもチェックしてみてほしい。冒頭でも触れたように、ほどよいスペックのAndroidタブレットの数は減っているため、<LAVIE T1195/BAS>は貴重な存在ともいえ、ディスプレーも音も良好であり、とりあえずお店などで一度何も考えずに触れてみてほしい一品だ。

主なスペック
機種名 LAVIE T1195/BAS
CPU Qualcomm ® Snapdragon™ 730G (2.2GHz)、8コア
メモリー 6GB
ストレージ 128GB(UFS)
ディスプレイ 11.5型ワイド(2560×1600ドット)、有機EL
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth® テクノロジー本体内蔵(Ver5.0)
カメラ(フロント) 有効画素数約800万画素、カラーCMOSカメラ、固定フォーカス+有効画素数約800万画素、IR CMOSカメラ、固定フォーカス
カメラ(リア) 有効画素数約1300万画素、カラーCMOSカメラ、オートフォーカス+有効画素数約500万画素、カラーCMOSカメラ、固定フォーカス
インターフェース USB Type-C 3.1(Gen1)、microSDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅264.3×奥行171.4×高さ5.8mm/約485g
プラットフォーム Android™ 10

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